さて、8月に行った山陽・山陰方面の温泉をいくつか。
まずは岡山から。
岡山はインパクト系の温泉は少ないものの、奇跡の絶妙源泉温度を持つ足元湧出の湯が結構ある。
湯原温泉の川原の露天風呂、「砂湯」。
真賀温泉の「幕湯」も素晴らしい。
…砂湯や幕湯はブログを始める前なんで記事にしてないな(・Θ・;)
そして今回訪れたのもそんな適温足元湧出温泉の一つ、「郷緑温泉」だ。
郷緑温泉「郷緑館」
駐車場に車を停め、城壁のような石壁を見上げながら石段を上がっていく。
旅館と言うより洒落た蕎麦屋か割烹のような雰囲気。
建物全体も木造の堂々とした造りだ。
割烹的な雰囲気はここで終了。
ただ実際ここの温泉以外の名物はすっぽん料理と言う。
今回は立寄りのため未確認だが、いつか試してみたいと思わせる。
浴室は男女別でなく、混浴というか、貸切というか、とにかく1室のみ。
他に客は居なかったため、ぼく独り占めとなった
脱衣所の扉を開けると、明るい浴室が広がる。
手前が加温浴槽で、奥が足元湧出の源泉そのまま浴槽だ。
源泉温度が34.2度のため、寒い時期は確かに加温浴槽が必要だろう。
ただ夏の暑い盛りに循環している加温浴槽は結局一瞬浸かっただけだった。
奥の壁には郷緑温泉の歴史や効能がつづられていた。
ではその源泉浴槽がこれ。
何かもうちょっと味わい深いものを想像していたが、意外とすっきり系
ただし底は岩盤で平らではない。
分かりづらいのを承知で、岩盤の写真を撮ってみた。
この割れ目あたりから、プクプクと源泉が湧いてくるのだ。
携帯のカメラではその様子を押さえることができなかったが、不規則に湧き起こる気泡は実にカワいく愛おしい
もちろん生まれたての源泉を完全かけ流し。
無色透明でほとんど無味無臭。
少し甘味を感じる程度。
pH9.1のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.13g/kgと少ないが、ツルスベ感はかなり強く、特徴ある心地よい浴感だ。
車に温泉メガネを置き忘れたため、サングラスのまま1枚。
ちなみにいつものような湯口2ショットはできない。
だって足元湧出だから(*^-^)b
うぅむ、怪しい
30.5リットル/分の足元自然湧出に何だか申し訳ない。
よって、メガネを外してもう1枚。
半顔のドヤ顔と相成りました
郷緑温泉「郷緑館」
岡山県真庭郡湯原町本庄712
0867-62-2261
立寄り入浴料 500円
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・温泉)
34.2度
pH9.1
成分総計0.13g/kg
足元自然湧出
30.5リットル/分
無色透明
ほぼ無臭・淡い甘味あり
強いツルスベ感あり
完全かけ流し(加温・循環・消毒浴槽もあり)