最終日のディナーはここ、シャングリラでもっとも雰囲気が良いとされる、例のハッピーアワーでバー利用だけしたCOVE。入り江とか隠れ家とかそんな意味かな。洒落たネーミングです。ここはシーフードレストランでその人気の高さゆえ、予約をしないと入れないという。
「海沿いのテーブルが取れるか?」と電話するも、それは無理。今日は韓国の団体客からの予約が入ってしまっているのだそうだ。
そもそも海にせり出したオープンエアの最高の場所はバーエリアだったりするわけだしね・・。
まあ席はどこでもいいや、と思い、18時に予約を入れる。
早速ドレスアップしてレストランへ向かう。
海沿いに建つガラス張りの豪邸のようなCOVEはとても素敵。レストランに続く道はかがり火が焚いてありこれまた幽玄な雰囲気をかもし出しているのだ。
韓国人ファミリーに頼まれて写真を撮ってあげて、こちらも撮ってもらう。上流階級風の品のいい韓国人ご夫妻はこちらが日本人と分かるや、日本語を話してきた!こちらも韓国語をしゃべらねば・・・と焦るも、とっさに何も出ず。「えーっと、ヨン様じゃなくてー、なんだっけ?!えっとえっと・・」と韓国語でのお礼の言葉を思い出そうと絶句しているうちに、「ありがとうございます」と日本語で言うと品のいい韓国人は行ってしまった。うー、これで日本人の印象がますます悪くなったらいやだなぁ・・・。韓流ドラマ「天国の階段」とそのあとの韓流アワーを3ヶ月間かかさず毎週見てたのだが全く意味無し。そもそもヨン様は人の名前ですからっ。論外!うーん、今思い出したぞ。カムサハムニダ。
レストランに入るとものすごい人。
しかも、今日は団体客が入っているのでサラダや前菜はビュッフェだという。萎え萎えになる私たち。
朝のビュッフェは楽しいけど、夜のビュッフェは辛いよ~。しかもこんな高級レストランでビュッフェなんて嫌じゃ。新宿パークハイアットの6500円ランチのランチビュッフェがなぜかオーバーラップしてきて急速に気持ちが萎える私たち。あれも微妙だった。自分で適当に盛ってきた前菜は高級なものって気がしないんだよね。やっぱり盛り付けって重要ですよねっ。まぁフツーの温泉ホテル格安パックとかのシャンデリアが煌煌と輝く下での大広間ビュッフェなんかは山盛り&ノリノリで食べまくりますが、こんなムーディーな薄暗いレストランでのビュッフェは全然乗りません。それを思うと銀座のフレンチレストラン、ロオジェのサービスは素晴らしかった。お食事はもちろんビュッフェではないが、デザートはワゴンサービス。2つのワゴンに山盛りにしたケーキやデザートを持ってきて、こっちが欲しいものをいうと、それをその場でプロが綺麗に取り分けてくれるのだ。ああいう形式ならばビュッフェでもいいけど、それはオンデマンドで作ってくるよりコスト高だよね。どう考えても。
てなわけで、急に気が変わりキャンセル。海にせり出したバーエリアでお酒だけ飲むことにする。ハッピーアワーだしね!沈む夕日を見ながらトロピカルカクテルを傾けるのは本当に至福のひと時、実にハッピーアワーだ。
こちらはお金なさそうな欧米人がサンミゲル(地元の安いビール)を立ったままがぶ飲み。レストランエリアはお金は持ってそうだが大食いにつきビュッフェ大好きの韓国人だらけ。何も気にすることはない。ここはハロハロ(ごちゃまぜ)の国、フィリピンだ。
いろんな文化を不思議な柔軟性と適応力で受け止め、飲み込み、飲み込まれていくフィリピンの人々。
フィリピンは「許しの文化」といわれる。許さなければ前に進めない歴史の重さがある。「許す」という感情は人間の感情の中でも最も難しく最も気品のある感情のひとつであるとは思う。しかし、許し続けるしかなかった彼らが、これからは許さなければいけないようなことが起こらないように願ってやまない。
ハッピーアワーで2杯飲んだ我々はまたもレストランに行くのが面倒になってしまう。もうルームサービスでいいか、と話しながら千鳥足で自分の部屋に向かう私の目に飛び込んできたのは中庭の屋外レストランで行われているフィリピンの伝統芸能!私はこれが見たかったんだ!!これを見ながら鳥の丸焼きとかフィリピン王宮料理が食べたかった!しかーし昼間、日本語デスクのスタッフがフィリピン伝統芸能ショーは今日は休みだというからその案を泣く泣く却下したのに!!あー、日本語はできても仕事のできない日本人スタッフに聞くより、ホテルのコンシェルジュに英語で聞けばよかったよ。とほほ。そりゃそうだよな、だいたい、日本だって帰国子女を言葉対応で雇っても、たいてい同じ組織内なら日本の学校出のほうが出来がいいとだいたい相場は決まっているもんな。もちろん全員が海外経験ありでなおかつ優秀ぞろいの組織は除く、ですが。もうすぐ終りそうなショーを前に怒りでワナワナと震える私をそっと笑顔で支える旦那氏。「また今度来た時ね」。美しい夫婦愛に見えますが、旦那氏はそういう民族芸能とか全然興味ないだけだったりする。
なんとか怒りを冷ましてホテル1階のワインショップでワインを購入。部屋へ。ワインセラーのお姉さん、また来たな、という顔してましたわ。
ルームサービスではハンバーガー、パスタを一皿ずつとと前菜らしきもの2皿、計4皿頼んでみる。そもそもルームサービスを頼むのって私、苦手なのだ。だってどれだけの分量がくるのかよく分からないんだもん。かといって、足りなかったらまた頼むってなかなかやりづらいし・・。多めに頼んでいつも残しちゃうんだよね。
例によって、ハンバーガーには山盛りのポテト、前菜と思われたものには山盛りのライスがついて、さらにパンがバスケット山盛り!フォーク&ナイフは三人分ある。そりゃー、こんな大量に2人で食べるとは思わんだろうな~。台車がついている輸送コンテナみたいなものはテーブルに早変わり。テーブルクロスを敷いてくれて、お花を飾ってくれる。今回のお部屋はスイートルームじゃないから、どこで食べるの??という感じだったんだが、一人はベッドに座って、もう一人はソファに座ってその間にテーブル風コンテナを入れれば、立派な食卓に。なるほどねー。
味は残念ながらイマイチ。どうやら、ホテルの一番カジュアルなビュッフェレストラン(朝食会場のレストラン)で出しているもの盛ってくるだけなんじゃないかなぁ。パスタが伸びきってて太くなっちゃっててまずくて食べられなかった・・・。とはいえ、食べきれないくらい頼んで3000円強とはお値打ち。ホテルの外に出たくなくて、お金節約したい人はレストランはやめてルームサービスにしましょう。パスタはおすすめしませんが・・・。
明日の5時おきに備えて早めに就寝。