最近anegoについて書いている人が多いから、以前ブログでさらりと触れたけどもう一度振り返ってみる。
林真理子原作の”anego”。
テレビドラマは2回くらいしか見たことないが、会社でTVガイドはチェックしてますよ~。
なんだか原作と全然イメージが違うなぁという印象。
ドラマで奈央子を演じるのはなんと篠原涼子。
この時点でありえない。
「女はうっかり、ちゃっかりが幸せになる秘訣。しっかりしている、なんていわれたら終わり」
なんていうくだりがあるのだが、この篠原扮する奈央子、ちゃっかりはしてないけど、うっかりしまくってますからーーー。
こういううっかり女は大丈夫。心配ない。
いつの日か、どこぞのうっかり好きのダメ男が持っていってくれる。
問題なのは本当にしっかりしちゃってる人。
というか、(特に異性関係において)しっかりしていることが美徳(ちゃらちゃら×)だという教育環境ですくすく育ってきてしまった人、なのだ。
こういう人って実は結構いる。
芸能界でいえば、南野陽子とかですかね?
この間結婚が決まった藤田朋子は芝居がかった”ちゃっかり型”ですから、同じ負け犬でもそこには厳然たる大きな溝があるわけで。
今、負け犬ブームですが、うっかりしているうちに負け犬になってしまった酒井順子率いるネーさんチームと、しっかり身持ちをがちがちに固めて30年以上生きてしまった純正負け犬(と呼んでいいのかどうかすら躊躇う)との間には越すに越せない壁がある。
それでもナンノちゃん級に見た目が飛びぬけて美しかったりすれば、その気になれば引く手もあまただろうが、一般人はそうはいかない。
純正負け犬のお嬢さん方は基本が真面目ですからよく働く。
終わらない仕事は家に持って帰って必死にこなす。週末も仕事仕事。
会社では部長から一番近い席かなんかに座らせられて(若い男とは隔離されて)頼りにされ、根本的に人がいいから、派遣さん、お局、ダメリーマンオヤジの仕事も笑顔で全部フォローしてあげちゃったりして、日々ヘトヘトになっているわけです。
で、後輩の女の子たちからは
「○○さんって仕事はすごいしイイ人だけど、私には無理ー。」
なんて影で言われちゃってるわけです。
そんな人、私、ものすごい身近にいました。前の会社の同僚ですが。
なぜ過去形なのかというと、彼女、会議中に倒れ、二度と帰らぬ人となっているからです。
1年ほど前の話です。享年32歳。
入社以来、浮いた話を聞いた人間はおらず。
直近でお母さんと二人で海外旅行に行った時の写真が遺影になっていました。
彼女はひどくいい人だった。ひどく。
そこまでいい人である必要って一体あったのか、と思う。
だから私は「仕事頑張る!」という人を見ると変に不安になる。
適当にやれ適当に。
といなしたい欲求にかられる。
心の底から楽しければいいよ。
ストレスたまんないからね。楽しいことは。
っていうか私だってぶっちゃけまあまあ頑張ってるけど、死にません。仕事(しかもリーマン)ごときで死んでたまるかって。
もう一度言う。
死ぬほど頑張るなよ。(誰に言ってる?)
あなたがいなくなり、最も絶望の淵に沈む人は多分あなたの頑張っているフィールドとは別の場所にいるから。
話を戻そう。
anegoの結末はあっと驚くホラー仕立て。
奈央子は死なないけど、死んだ方が楽かもしれない結末。
林真理子がanegoで言いたかったのは、”頑張りすぎるなよ”ってことのような気がするのは私だけでしょうか??