第6位、佐々木宏さん。
見た感じ、別にオシャレでもなければ面白いとも想像つかないフツーのリーマン風です。
ところがしゃべり出すとすんごい面白いです。しかもすごく楽しそうにしゃべりまくるもんだから、こっちまで楽しくなってくる。年齢を感じさせません(1954年生まれ)。
佐々木さんは新卒で入社した電通から独立して03年7月“シンガタ”っていう広告会社を立ち上げ、代表取締役に就任されてます。ネーミング的にどうよ?!と思いますが、この“シンガタ”って会社、電通が100%出資、人気クリエイターが多数参加して完全歩合制で給料が支払われるという新形態の会社のようです。だから自分の腕と人脈に自信のある人にとっては電通や大手広告会社で決められた給料もらってるよりずっと稼げるし、面白い仕事が出来るってことのようです。
この人のCMは、ほんっと面白いです。
もろワタシ好みばかり。
有名なところではKDDIの豊川悦司やら永瀬やらを起用した広告。合併でバタバタした時期、立て続けに流れてましたな。
あと、私的に面白かったのは
BOSSの30秒&60秒CMで中居君が営業課長役で、部員皆でボートを漕ぎながら
「営業は汗だー!汗だー!」
とハッパをかけているもの。
「お前も汗かけよ!」
という営業部員のつぶやきがリアリティがあってものすごい笑った。
全国のリーマンはみんなツボ入ったと思うなぁ。
さらにANAの沖縄(SMAP)や中国(長嶋さん)なんかもこの人が手がけたみたいです。
SMAPのCMは
空is sky.
魚is fish.
This is ビーチク.
This is beach.
We are in OKINAWA.
って、いまだに思い出せる、ノリノリのものすごいコピーを当て込んだやつです。
佐々木さんは一人で仕事してるんではなく、人の才能を引き出すのがうまいタイプのようで(自分でみんなでワイワイと作るのが好きだと言っていた)、電通の澤本嘉光さんという東大卒の30代後半のコピーライターの人と組んで仕事をすることが多かった様子。だからコピーなんかは澤本さんが書いているんだろう。
で、佐々木さんはものすごい澤本さんのことを評価してリスペクトしているのがうかがえる。普通、社内の人間を外で褒めるのっていやらしい感じや卑屈な感じを醸し出すものだけど、佐々木さんがいうといやらしくなくて、微笑ましく思えるから不思議。
澤本さんの講義も後にあったが、この人もイイ感じに枯れてて好感度高。
澤本さんの講義も面白かった。
「コピーライターはなんか派手でチャラチャラしたイメージがあるようですが、実際のところ、大学時代なんかフツフツと妄想膨らませつつ暗黒時代すごした人とかが多いような。かっこいい人も中にはいますが、はっきり言って地味系の人の方が多い。(オレがもてたらこんなことしてあんなことして、、、)とか妄想するのはすごいトレーニングなのかも。」
みたいなことを冗談で言ってました(笑)。
澤本さんも佐々木さんのことを尊敬しつつ、上司としてギャグにしてました。
力を持ってるほうが一方的に下の人間にギャーギャー言うってカルチャーじゃないのが、いいなぁと思った。年とか関係なくて、その人の持っている才能を尊重しあう関係ってお互い(っていうか特に上の人間が)がイケテナイと無理だよね・・・。