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昨日の投稿で
 
谷村志穂”結婚しないかもしれない症候群”、

白河桃子“結婚したくてもできない男 結婚できてもしない女”

 

ってのにちょっと触れたがこれについてもちょっと書いてみよう。

 

谷村氏の同書は言わずと知れた10年前のベストセラー。

私は大学の時、社会学をやってて

それで社会現象ってことでこの書についてディベートみたいなのをやった記憶。

 

当時の私の印象は”かなりの違和感”だった。

異質感と言ってもいい。

不愉快でもない。”何かが違う”という居心地の悪さを正直覚えた。

谷村氏と不可解な仲間達は「私とは住んでる世界が違う人」と一言で言ってしまえばそれだけだったのかもしれないが、今回たまたま手にした書でなんとなく、その時の谷村氏のことが分かったような気がする。

 

10年後の「結婚しないかもしれない症候群」 谷村志穂

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794212283/qid%3D1105756999/250-9778910-4994630

 

2003年7月に静かに発行されていたこの本は、それほど報道もされず、私も昨日まで存在すら気づかなかった。

大抵この種の本は”書き逃げ”が多い中、10年後、自分のかすかな傷口を覗き込むような作業を誠実にしようとしている谷村さんという人に好感を覚えた。

 

私の感じていた”違和感”は谷村さん自身の違和感だったのだ、と思う。

谷村さんは前著で小さな嘘をついている。

若くて美しくてとがっていて固かった時代の嘘。

そのことについてこの著で読者に詫びている。

もしかしたら10年間、そのざらざらとした砂を心のどこかに置いておいたのかもしれない。

 

そして

若くて美しくてとがっていて固かった時代を谷村さんは陳腐な言葉でいえば

「負け犬時代」と思っているような気がした。

 

負け犬っていうのは年齢ではなくて、とがっていて固かった時代のことを指すのではないか。

多分、20代の後半、

早くに結婚した人も、結婚を前に踏みとどまっている人も、結婚を心中焦っている人も、

”負け犬感”を感じたことがない人などいないのではないか。

 

そして40の声を聞く頃、その時代のことを懐かしく思うのではないか。

不惑ってそういうことのような気がする。

 

白河さんの書の方はノーコメント。

タイトルからして刺激的な言葉で”売らんかな”の姿勢が見え隠れしてちょっと不愉快だった。私は。

 

男も女もないよ。

「結婚してない」って事実だけだ。

それに付随する感想はあくまでも個人ベースだし。

 

これぞ”負け犬の遠吠え”って感じ。まあネタ本だろうけど。