さて、ビルの13階に到達。
肩で息をしながら、ガラス扉に手をかける謎のグラサンの女。
思い切って受付へ。
「あのー、脱毛、お願いしたいんですけど」
とおずおずと待合室にいる人に聞こえないように小声で申し出た私に対して、ピンクの白衣姿のちょっとケバイ系のおねーさんが
「部位はどこですか?」
と大声で。
(あわわわ。部位、って脱毛で脇以外にどこがあるっちゅーねん!)
「あわわわ、ワキ・・」
「じゃ、これに記入お願いします」
その書類にはいわゆる免責事項(腫れても責任は負わない、とか)が羅列してあり、それにサインをするわけだ。
ひえー、こわいー(>_<)
「え、、でもコレ・・・大丈夫なんですよね?!副作用とかないですよね?!子供産めなくなるとかは?」
しつこく食い下がる私にピンクナースは明らかに不機嫌な顔。
「妊娠してらっしゃるんですか?」
「いえ、してません(ついでに彼氏もいません)」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
“じゃ、来るなよ!”って雰囲気醸し出しまくってます。えーん(>_<)
しぶしぶサインをし、キャッシュで支払いを済ませた私は待合室へ。
待合室には10代後半か20代前半の女子が一人座っておりました。
お互いちと気まずいので、雑誌やら本やらに目を落とします。
私が手に取ったのは”○○美容外科体験本”。
ものすごい剛毛で登校拒否になっていたが、ここで全身やってようやく学校に行けるようになった、なんてもの。
背中にも足にも腕にもびっしり髪の毛みたいな毛が・・・、との想像を絶する悩みをもつ人もいるのだなぁと、しばし驚く。
それは相当気の毒だね・・。ってことはこのビジネス、実は結構人助けにもなっているのね(商売主義だけでなく)、と見直す私。
そうこうしているうちに名前を呼ばれる
「くまろんさーん」
また大声キター。
しかも実名だー。すみません、偽名でお願いしますっ。(←受付は実名でしたので当たり前)
寝台みたいなのに寝せられる。
寝台のわきにはオフィスのコピー機くらいの大きさのレーザー治療器具が!
「目つぶっててくださいねー。」
バチッ、バチッ
レーザーを打たれる私。
「輪ゴムをはじかれる感じです」って言われたけどそれよりは痛いぞ。
所要時間は5分くらい。
まあ、我慢できないことはない。
終わったらとっとと帰るようにと。
要は予約が結構詰まっているらしい。世の乙女たちがいかにこれに真剣に取り組んでいるかということだ。
病院を出てすぐ、ジンジンしはじめる。腫れてます、明らかに腫れております。
痛くて全身に力が入らない。
腕をだらりと、しかしワキがつかないように、中途半端に腕をおろしたオランウータンのような状態でノロノロと歩む。
痛い・・。ヤケドしてるよな、、これ・・・。
明らかに弱っている自分。
渋谷の街をヨロヨロ進む私の頭の中にはあの曲がグルグル流れております。
♪つわものどもが夢のあとだねー(中略)
My name is Woman. 悲しみを~身ごもって、優しさに育てるの
My name is Woman. 女なら耐えられる~痛み痛み痛み痛みなのでしょ~♪
いてーよ!!
つづく