若林アキさんなる元特殊法人勤務の女性の内部告発本。
 
一言で言うと、呆れた。
 
予算確保のため、下っ端までが全員ビジネスクラスで出張という名目の海外旅行、税金使って会食三昧。仕事はないのに、バイト雇って外注出して、自分らは稟議書やら請求書やら偽造まがいの毎日と。
職場にはテニスコートやらジムやらレジャー施設が併設(もちろん公共事業なので無駄に豪華)。仕事中に税金で英会話(マンツーマン外人講師)のレッスンが受けられたり、仕事抜けて(残業を付けつつ)ソープ行ったり(男職員)。
 
著者の若林さんはゼネコンで3年勤務したのち転職。
入ってみればほとんどが、コネ入社の出来損ないで、本庁からの老い先短い天下り組の受け皿。
 
まさかここまでとは思ってもみなかったが、実際にいた人が言うのだからそうなんだろう。一般会社の比じゃないね。
世の中のオッサンたちが毎日必死で満員電車で遠距離通勤して吉野家で食いつないでいるってのにヒドイ話だね。
 
しかし、なーんかビミョーな気がしちゃって。
 
若林さん、このホージンに10年もいたのよね。
 
で、良心の呵責を感じつつもこのホージンのボンクラ(若林さんのニュアンスを直截的に言うと)の皆々様と一緒になって甘い蜜吸いまくってたわけだ。”お見合い海外旅行”まで税金で段取ってもらったり。
 
で、最終的に辞めて内部告発本出してやろうと思ったきっかけが、自分に対するホージンの”不当に低い評価”。
自分は英語の成績も抜群で、国際公務員の資格も取得して、今回こそ海外転勤したかったのに(自分こそが選ばれるべき人材だったのに)、仕事の出来ない出来損ないのイジワル巨乳女が自分を差し置いて、うまいことエロ課長に取り入ってその内示を横取りした、というのが最終的な内部告発へのきっかけらしい(その前にも積もり積もったモノはもちろんあったが)。
 
もし、彼女がうまくここで転勤できたらこの内部告発本は出さなかったんだ、と思うとかなり鼻白む。
 
なんのかの文句言いながら10年もいたってところがかなり白けるんだな。
退職金は内部告発が本人特定されて減額になり(1割引)でそれでも手取りで450万(一身上の都合)。
 
といっても、実際自分だったらどうよ、とここで考える。
 
~ろくな仕事もせず、高給で、こんなにオイシイ思いできる職場(仕事がないのはある意味辛いと思うけど)はそうはないぞ、と思っているうちに10年も経ってしまった~
 
ありえるかなぁ??10年だよ?!普通そこまで(内部告発)ヒドイと思ってて、それなりの能力のある人ならせいぜい3年で辞めないか??ビミョー。
けどまあ本自体は楽しめることは楽しめたかなぁ。
かなりイタタタではあったがw
 
多少イタさが含まれている方がパンピーの引きがいいから、確信犯か??
 
 
相田みつを風に
 
人間だもの
みんなイタくてみんないい。
 
てなとこですかいな。
 
 

ホージンノススメ―特殊法人職員の優雅で怠惰な生活日誌