もしもし。
そこに座って、えねさんをひざに乗せてのんびりしている場合じゃない。
この部屋の惨状をどうするのさ。
さっき宅配されてきた荷物は、袋のまま。
計3箱分。
スーパーの手提げならその倍はあるってこと。
さっさと片付けなさい。
いくら部屋にお花を飾ったって。
こんな部屋じゃ意味がない。
到着した荷物を片付けて。
えねにご飯を食べさせて。
やることやって、さっさと寝ろ。
昼寝しようと思ったのに、なんとなく眠れず。
だるーい。
えねさんは、相変わらずわたしにぴったりついて離れない。
どこまでもあとをついてくる。
片付けていれば、その足元にいる。
愛されてるのはうれしいが。
ちょっと面倒でもある。