娘は本番に弱い子です。
最初から、気持ちが負けてる。
すぐに後ろ向きになる。
その気持ちに大きく影響しているのが、中学受験。
彼女の成績は、難関校止まりで、超難関校にチャレンジするのは無謀だったと思う。
でも、本人が一歩も引かなかった。
ただ一点を目指して4年も努力を続けたのに、受験もしないで終わらせることはできなかった。
12歳の子に、やらずに未練を残させるのと、当たって砕けるのと。
そのどちらかしか選択肢がなかったの。
親なら、痛みが少ないほうを選択させたいと思うのはあたりまえ。
でも、彼女は後者しか選べなかった。
それぐらい強気だったのよ。
たとえ本番に弱くても、気持は絶対に負けてなかった。
現在、彼女は彼女の選んだ道で楽しく生活してます。
過去は過去で、JKは今を生きるので手いっぱい。
あそこに行ってたら勉強が大変でついていけなかっただろうね、とか話して笑ったり。
そんな風に気持ちを切り替えたはずなのに。
中学に入ってからは、勝負の場面になると気持ちが負けてるように見える。
最初から、失敗した時のことばかり考えている。
ネガティブなのよ。
争うなら自分が引けばいいやと、投げやりにも見える。
かわいそうに、と思ってた。
助けてやりたい、と思ってた。
イライラもした。
できるのに、なぜやらないんだとも思った。
でも、子どもって育つんだね。
今回、娘はレギュラー入りすることができました。
選抜テストから帰ってきて、「間違わずできた!」と非常にレベルの低い報告アリ。
彼女にしたら、間違わずにできるかどうかが大事。
どんなに練習しても、本番になると頭が真っ白になっちゃうんだって。
そして、レギュラー発表の後で娘が話してくれたことです。
選ばれても、喜ぶ人は誰もいなかった。
喜んで浮かれてたら、次はきっと落とされる。
そんな暇ないんだよ。
落とされた人は、必死になるんだから。
こっちだって、やらなかったらダメなの。
もしわたしが落とされたら、レギュラーがちゃんとやってなかったら、わたしのほうができるって思って許せない。
だから、そう思われないようにやるから。
あいかわらず、本番には弱いけど。
もう気持ちは負けてないよね。
何かひとつのことに打ち込むって、すごいことなんだと改めて感じます。
子どもって、まだまだ変わることができる柔軟性を持っているのね。
できれば、勉強にも強気で臨んでもらいたいけど…
そこまで望むのは今は無理なんでしょう。(笑)
そんなわけで、娘は今後も部活三昧の生活をすることが決定いたしました。
いずれ大会の日がやってくるわけで…
本番に弱い娘がオロオロしてくだらない繰り言を繰り返すのを、さらっと聞き流せる心の広い母にならなければ。
なかなか厳しい課題です。
がんばるよ。
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