「年の初めにこれを服する時は年中の災厄を避け、
福寿を招く」
らしいです。お屠蘇。
我が家では、元旦の朝にお屠蘇をいただく儀式をやったこと
がなかったので、どんなものなのかよく分かっていなかったの
ですが、昨年末に屠蘇散を1包いただいたので、作ってみた。
人生初、お屠蘇。
坂本司 著「和菓子のアン」というデパ地下の和菓子店を舞台
にした、読むと和菓子が食べたくなってしまう小説の中で、
主人公の梅本杏子の家で元日の朝、お雑煮の前にお屠蘇を
いただく様子が出てくるのですが、
“理由はわからないけど、年齢の若い順に飲むと決められて
いるお屠蘇。特に好きな味ではないけれど、飲んだときの
とろっとした甘い感じは悪くないと思う。ていうか、これって
要するにみりんだよね。いつも料理にしか使わないから、
お酒だってことを忘れてるけど”
という文章があってね、みりんなのか・・・と、
ちょっと覚悟していたのですが、そんなことはないよ。
甘くも、とろっともしてないし。
ま、屠蘇散を浸したお酒が違うのでしょうね。
小さい子供も口にするのだから煮切る必要もあるのかしら?
割と爽やかな香りで嫌いじゃない。
どうせだったら旨い方がいいからね、
ちょっと良さげなお酒で作っちゃった。( ̄▽+ ̄*)
大人のお屠蘇で、新年の縁起と長寿を祈念したいと
思います。
もう元日じゃないけど・・・(;^_^A

