5月に読んだ本は6冊。一気にペースダウンですね。
仕事が忙しくなっていて、何かをアウトプットする元気もなく、
一言も記録を入れていない本もありますが、とりあえず。

浅田次郎さんの「ま、いっか。」は軽妙洒脱なエッセイ集。
くたびれている今の自分の現状も「ま、いっか」と軽くいなせたら
良いなとタイトルに惹かれて手に取った本。
4章に分かれていて、第4章にある「星と口笛」にホロリ(TωT)
浅田さんの作品はいくつか読んでいますが、もっと他のも読んでみたく
なりました。

「風化水脈 新宿鮫Ⅷ」は再読。
しばらくぶりに読んで、忘れていた部分も思いだしました。
高級車窃盗団を追う鮫島と駐車場に勤務する孤独な老人・大江。
それに殺人傷害事件で服役していた藤野組組員・真壁の出所。
新宿の歴史と相まって男と女の想いが交錯する。心に沁みます。
鮫シリーズの中でも好きな1冊になりました。

「猫色ケミストリー」はよくある、心が入れ替わってしまう話ですが、
男女だけでなく、そこに猫も加わった三つ巴。
どうしたら元に戻れるかを模索するうちに大学内で違法な薬品の
合成が行われていることに気付く。
軽く楽しめるミステリーです。


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5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2573ページ

ま、いっか。 (集英社文庫)
読了日:05月30日 著者:浅田 次郎




風化水脈 新宿鮫VIII (光文社文庫)
読了日:05月27日 著者:大沢 在昌




誰がための刃 レゾンデートル
吐き気がするほど血なまぐさいファンタジーというかハードボイルドというかミステリーというか。主人公の青年医師の存在証明の方法に共感はできないが、物語としてはスピード感があってページをめくる手を止められない面白さがあった。
読了日:05月17日 著者:知念 実希人

猫色ケミストリー猫色ケミストリー
読了日:05月09日 著者:喜多 喜久




ペトロペトロ
碓氷弘一を「媒体のような人」と言ったアルトマン教授の言葉が印象的。前作の「エチュード」でもそんな立ち位置だったような・・・アルトマン教授には、また活躍して欲しい。 
読了日:05月07日 著者:今野 敏

震える牛震える牛
後半ぐいぐいと引っ張られて一気読み。面白かったです。震える牛ってそういうことだったのか。 継続捜査班の田川警部補に持ち込まれた、2年前に起きた「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」。調べなおしてみると、その裏には消費者を欺く企業のとんでもない企みが隠されていた。 ベジタリアンで良かったとつくづく思います。
読了日:05月05日 著者:相場 英雄

2012年5月の読書メーターまとめ詳細
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