使命と魂のリミット
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久しぶりに手に取った東野圭吾作品。
「使命と魂のリミット」 角川文庫



2時間ドラマにするのにピッタリな感じのサスペンス。
映像が目に浮かびます。


「ぼんやり生きてちゃだめだぞ。一生懸命勉強して他人のことを思い

やって生きていれば自ずといろいろなことがわかってくる。
人間というのは、その人しか果たせない使命というものを持って
いるものなんだ
。誰もがそういうものを持って生まれきているんだ。
俺はそう思っているよ」



この物語のキーワードは「使命」です。



『医療ミスを公表しなければ病院を破壊する』突然の脅迫状に揺れる

帝都大学病院。『隠された医療ミスなどない』と断言する心臓血管

外科の権威・西園教授。しかし、研修医・氷室夕紀は、その言葉を

鵜呑みに出来なかった。彼女の父が、西園の執刀した手術で帰らぬ

人となっていたことで疑念をもっていたからだ。
帝都大学病院には有名自動車メーカーの社長が、西園の手術を受け

るために入院していた。
犯人の本当の目的は?




それぞれが使命感をもち、誠意をもって仕事をしていればこんなこと

にはならなかったはずという事件が世の中には沢山ありますよね。
過去の偽装事件しかり、トヨタのリコール問題しかり・・・
自己都合のために、少しくらいとごまかしたり、隠したり、その少し

ぐらいが重なって、結果、大きく信用を失うことになるということを、

いい加減学ばないといけません。



ちゃんと使命感をもって仕事する、カッコイイ人でありたいと思った。





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