福岡伸一 著 光文社新書
べつに男性を馬鹿にした内容の本ではないです。
ざっくり言えば、Y染色体の中の男を男たらしめる鍵となる
遺伝子、SRY遺伝子の発見をめぐる研究者たちの駆け引きや
謎解きを通して、遺伝子から見た男女の関係のお話です。
結構、興味深いです。
私の場合、分子生物学なんて学術書でみたら、きっと
ちんぷんかんぷんで、すぐに眠くなってしまうかもしれませんが、
こうやって一般向けに書かれていると楽しめますね。
「生命の基本仕様-それは女である。
本来、すべての生物はまずメスとして発生する。
メスは太くて強い縦糸であり、オスは、そのメスの系譜を時々
橋渡しし、細い横糸の役割を果たす“使い走り”に過ぎない。」
・・・なんか可愛そうな言われようだけど、
遺伝子の話だから。。。(^▽^;)
