生物学って面白いんですね。
遺伝子の研究はミステリーを読み解くみたいです。


男女の性差はY染色体があるかどうかの違いなのですが、
そのY染色体の中でも、ほんの一握りのDNAが男性化する
プログラムを持っているようなんです。


通常、たとえば父方から来た第1染色体と母方から来た第1染色

体。この二つの相同の染色体の間で部分的に交換が起こり、

情報が混ざり合います。(だから似ているところはあるけど、同じ

ではない子供ができますね。)
それに対して、性を決めるX染色体とY染色体は大きさが極端に

違い、内包されている情報もお互いに対応していないので、情報

の交換は生じないそうです。


でも、ごく稀に編集上のミステイクが起きて、XX male(遺伝子型は

女性なのに姿は男性)やXY female(遺伝子型は男性なのに姿は

女性)という両性具有が出来てしまう。


そこで、XX maleに付加されていて、XY femaleに抜け落ちている

遺伝子、これが性を決定する遺伝子ということになりますね。


今読んでいる本は、それを解明している途中です。


(生命の基本的プログラムは女性になるようにできているらしい

です。)


ふ~ん、私ももっと頭の出来が良かったら、研究者になる道を選んだかもな。。。