ランディ・パウシュ with ジェフリー・ラズロー 著
矢羽野 薫 訳
ランダムハウス講談社


この本は、膵臓癌で余命数ヶ月と宣告を受けた筆者
(ランディ・パウシュ 教授)が、カーネギーメロン大学の
講堂で「最後の講義」を行ったときの記録であり、
その続きともいうべきことを語ったものです。


以前に、会社の人に紹介されてYouTubeの映像を

見ていましたが、改めて本も読んでみました。


http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/last_lecture/index.php



ランディ・パウシュ先生、
とっても明るく楽天的で魅力的な人。
コンピュータサイエンス学者で、バーチャルリアリティの
世界では有名な先生らしいです。


当時46歳、3人の子供はまだ小さく(5歳、2歳、1歳)、
これから父親として何年も掛けて教えていくことを
数ヶ月で残しておかなければならない。
いかに人生を「生きる」か、
そして自分という存在を記録に残し、
子供達が大きくなったときに、
愛されていたということをわかってもらうために
この講義は行われ、記録されたといってもいいですね。


内容は、
『子供のころからの夢を本当に実現するために』


「夢をかなえる道のりに障害がたちはだかったとき、
僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。

レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。
その壁の向こうにある“何か”を
自分がどれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているのだ。」


この言葉がとても印象的でした。
私の場合、すぐにくじけそうだから・・・(~_~;)


やっぱり最後には泣けます。


年齢が近いこともあり、
私が余命宣告されたとき、何が残せるだろうかと
考えさせられました。


ちゃんと人生、生きなきゃね。



何度も読み返してみたい本です。