ゴンちゃんは、我がにゃんこハウスの4代目ボスである

初代は、5才という若さで逝ってしまった、クマちゃん
この子は猫格も猫望も素晴らしかった
彼は、既に伝説の猫と化している


2代目は、チャイコプースケのプーちゃんである
癒し系のデブキャラで、猫望は大したことが無かったが、人間には人気があった

背中に乗っているのは、後の3代目ゆず太郎である

こんな可愛い時もあったのにショボーン
ゆず太郎さんは、ただのションベンたれになってしまった

3代目になってからは、おコマ姐さんを目の敵にし、
隙あらば襲い、毛をむしるという
暴君であった

その理由は、おコマ姐さんがプーちゃんを襲って毛をむしる報復であったらしい

まあ、筋は通すオトコであった

ところで、ボスになるのはオスだけだそうだ
いくらにゃんこさんが、物知りで賢いゆうても、ボスにはなれんらしい

物知りの婆というところか?

このままゆず太郎の天下が、滔々と続くと思っていた


これちゃうわ、アンドレやった

これこれ、ジャパニーズホールド
だかジャパニーズカールだか
耳が変形してはる

チャイコプースケの2代目が、まだ生きてた頃から、ゆず太郎は頭角を現していた
強いのである
そしてオシッコが、無茶苦茶臭いのである

面構えが、よかろう
ゆず太郎である


チャッチャッと組長の座を明け渡したプーちゃん

にゃんこハウスでは
ボス=組長である
そんな訳で、組長の座を終われたプーちゃんは、以後チャイコプースケの伯父貴となったのである


ある日それは突然に起こった
ゆず太郎とゴンちゃんとの、にらみ合いである

轟く唸り声、威嚇するシャー音

鋭く繰り出される猫パンチ👊

摺り足で、闘いの場所を変えながらにらみ合いは続く

と、思ったら

ゆず太郎はん、逃げていきよんねん

はあっ?

勝負は、一瞬の気合いで終ったのだった

おー、風格があるやないかい!


それからはゴンちゃんの4代目組長の、まめまめしき仕事が始まった

まずは、ご客人には率先してご挨拶をする
にゃあ~んと言いながら、ご客人の後をついて回る

一般の客にはそこまで

お仕事で来たお客人には、更にサービスが続く

今日のシノギは、いかがでござんすか?
作業服を着た兄さんには、事に丁寧に鞄を覗きこんだりして、
お仕事も大変でござんすねえ


新聞の集金のおばちゃんも顔馴染みなんで、こちらの鞄にお詰めなさるんかい
寒いところご苦労さんでんな
と鞄に入ろうとする

先日の写真家さんにも

遠い所から、ようお越しで
うちにワラジ脱いだ、あれでござんしょ
見たこともねえ、へんな外人さんを写真撮りに来てくださったそうで

ありがとうございます

おい、とっとと出てこねえか!
先生がお待ちかねで、失礼じやねーか

きょうびの若いもんは気が利かねーで、もうしわけないこってす

6才のゴンちゃんより若いのんは、手戻りのむぎだけである

まあ、とくに組長だからと何をするわけでもないが、一応睨みはきかせているようだ



こんなかぐや姫みたいな
ゴンちゃんなら、にらまれてもエエわいな