嘉手納ラプコン 全面返還は耳のイタイ話 | 気まぐれ備忘ログ「ジジイ放談」 

嘉手納ラプコン 全面返還は耳のイタイ話



那覇に向かう時、沖縄本島に接近するはるか前から飛行機は高度を下げ始めます。

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ここ二年ほど、年20回以上那覇に来ていますが
相変わらず、沖縄本島上空では旅客機は低空飛行です。

天候の状態が良い時には、コバルトブルーの海面が綺麗でいかにも南国線ムードなのですが・・・
雲間を飛行すれば揺れますし、低空飛行は燃費にも悪影響なはず。

GWや夏休み、年末年始に各地に空路で行ったことがありますが
最近気づいたのですが、沖縄線ほど子供が泣きわめく路線はないような印象を受けます

もちろん、長時間乗るのでクラスJ利用が多かったりするので
ファミリーが周りに多いことも考えられますが

やはり、この「嘉手納ラプコン」と呼ばれる低空飛行による
耳の痛みや飛行機の揺れが泣く原因ではないかと最近は思っています。



「嘉手納ラプコン」

「ラプコン(RAPCON)」とは、別にAKBのツアーイベント名でも新しい婚活プラでも御座いません。

「Radar Approach Control」の略で、沖縄本島と久米島の上空は、
ほとんど米軍の管制下にあるということです。


沖縄本島まで飛行してきて、北側から那覇空港に着陸する場合は、
嘉手納ラプコンに進入後、米軍の管制官の指示で低空飛行を強いられます。

嘉手納基地から半径90キロ、高さ6000メートルの空域と、
久米島空港の半径55キロ、高さ1500メートルの空域の進入管制業務を
嘉手納基地のレーダーで米軍が実施してきています。

http://www.mlit.go.jp/common/000110172.pdf


那覇空港から離着陸する民間機は、嘉手納基地に離着陸する米軍機と航路が重なるため、
約10キロの間、高度300メートルの低空で飛行するという「高度制限」を義務付けられています。

先日、那覇からの帰りにもしばらく低空飛行を強いられていました。
機内でも「米軍の訓練空域にあるため・・・」と珍しくアナウンスが・・。

とっくに国交省の管轄に返還されていると思っていたのですが、

随分前の平成22年3月18日の国交省の報道です

http://www.mlit.go.jp/report/press/cab14_hh_000003.html

http://www.mlit.go.jp/common/000110172.pdf

以下の国交省の経緯説明でも米軍の運用所要を満たす・・・・
という部分から見て訓練中は嘉手納管制になるということでしょう。

http://www.mlit.go.jp/common/000110173.pdf

それにしても那覇便の低空侵入が多いということは訓練が多いということですかね?
ちっとも便利になってはいないような気がしますが・・・
その辺はあまり騒がれると・・・というところか?

全面返還は今だに、ということでしょうかね。

那覇入は夜到着が多いので、今回画像は冒頭の機内のモニタ、
こんなのしかないです(笑)

その代わりに浜松町の小便小僧お正月モードで(笑)



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