なのに、あなたは京都へゆくの | 気まぐれ備忘ログ「ジジイ放談」 

なのに、あなたは京都へゆくの

昭和の人間なもので、タイトルはチェリッシュの曲からw
京都がテーマだと渚ゆう子の曲かと思いきや(笑)

そうだ、京都、行って来たんだ(笑)

というわけで、過日、京都に行って来ました。

「ぷらっとこだま」チケット利用して、グリーンで11300円。
のぞみより6000円程安い訳で。
名古屋赴任時代かなり使いました。

その代わり、この「ぷらっとこだま」

のぞみだと二時間半弱のところ三時間半強(笑)
設定席数が決まっていて、繁忙期、週末は混んだり。
他の席がガラガラなのに隣に人が来たりとか(笑)
でも、ビール券がついている、プレモル交換もオーケー。

300系を期待したものの、やって来たのは700系。
実は300系は名古屋赴任時代、50程ある編成の
試験用のトップナンバー以外全ての編成に乗車しています。
それにしても今回、乗車、客扱いが出発5分前とは忙しない。

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で、新幹線グリーン車はおとなしく乗ってるのが無難。
特にこだまは、途中までは(笑)
理由を聞きたい方は直接私に聞いて下さいませw

三度寝をしても、なかなか着かない京都へようやく到着。

今回の目的は、楽美術館と相国寺の浮世絵絵展

先日、三井記念美術館で見た、
道入作の「再来」という
赤楽茶碗の印象が鮮烈で、
楽一族の世界に触れてみたいと思っていた矢先に、
展示会を発見、会期が残り少ないので
思い切って京都へ見に行きました。

三井の赤楽茶碗「再来」は、外側がメタリック、内側が艶消しっぽい感じ。
ギターで言うと、レッドサンバーストっていう様な(笑)
これに感銘を受け今回、行ってきた訳です。


先ずは、同志社大学の脇を通り、相国寺へ。
同志社もこの寺の寺域だったのかも。
で、この立て看板の方が景観破壊してる件(笑)
鳥居もあるし。

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ハンブルグ美術工芸博物館からの浮世絵展。

浮世絵は、海外に散逸しているものが多いので、
海外の美術館との提携展示会で見ることが多いのですが、
当時、日本で価値を見出すことなく、
今頃になってとは、何となく情けないような。

渡辺崋山、渓斎英泉の浮世絵があってビックリ。
鶏の描いていない、若冲の襖絵もチョットビックリ!(笑)

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御所脇を歩いて、次は「楽美術館」

ここ、ラブ注入じゃないです(笑)

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「一楽 ニ萩 三唐津」と茶の湯の世界で言われる器。

初代、長次郎の「勾当」

三代、破れノンコウの名の通り様々な技法に挑戦した
道入の「撫牛(なでうし)」
これは英文の説明が言い得て妙。
Rubbing the cow for Good Luck(笑)

この二人は特に有名ですが他には
五代目、宗入、九代目、了入の赤楽などが印象に残りました。

楽一族と親交の深かった本阿弥光悦のプロデュース作も。
黒楽で「村雲」と云うのですが、口部が反り返って、
また、高台が埋まるように高台周り下方に脹らんでいます、
何とも語りかけて来るような、趣き深い。

以上、撮禁なので、コメントのみ。

京都も地名が読みにくいです。
通り名「なかだちうり」と読みます。

昼は、円山公園で食事をした関係で、
青蓮院門跡(画像:左上)、知恩院(画像:右上)は外だけ、
八坂神社を抜けて、河原町から今度は、仁和寺へ。

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阪急から京福に乗り換える四条大宮駅、
地下から上がると、道を渡らないと、京福、嵐山線に乗れない、
地下道伸ばせば良いのに、京都って私鉄同士仲が悪い。

というより、京都、モバイルSuica使えないのが驚き。
JR九州、福岡市営地下鉄でも使えるのに!

で、四条大宮駅出てののカーブがキツイ。
Rは不明でしたがカントが80ミリって見えましたから
相当急カーブでは?

江ノ電に似たカラーリング、途中、線路が道路を走るのも似てます。

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仁和寺、ここは、京都を訪れた際は
必ず立ち寄る、私が好きな寺です。

山門も本堂も立派ですが、五重塔が!塔マニアなものでw
ここの五重塔は、いかにもな五重塔で東寺と双璧と私は思ってます。
他には、山寺とか瑠璃光寺の五重塔もイイですけどね。
法隆寺の五重塔も素敵ですが、
変形五重塔と言うか三重塔っぽいし(笑)

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帰りに、有栖川駅で降りてみました。

入社早々、私は京都へ三ヶ月長期出張していた
コトがあるのですがその時よく通ったラーメン屋が
まだあるようなので、見て来ました。
「一本槍」そばにあった会社の寮は既にないのですが、
お店は健在、チョット嬉しい。

まだ、夜の開店まで時間があるようでしたので外観のみ。
それまで自宅通いであった私が
外食というものをするきっかけになったお店でもあります。
(画像:上記4枚組の右下、赤地に白の模様の屋根)







さて、今回戴いたグルメ。

京都は日本三大美人のうっちのひとつ
綺麗な方が多いのですが、今回
背の高い綺麗な方が多いように感じました。
で、お料理のお値段も高めということで(笑)

今回は、お値段もご紹介致します。
高いと見るか、歴史と観光地価格で妥当と見るか?

南座脇のにしんそばの「松葉」、創業明治15年、ここは有名ですね。
何となく、蕎麦が柔らかく。私は藪系、出雲系の黒っぽい
そば粉感溢れる蕎麦が好きなんで、鰊は美味いんですがね、
一杯、1200円!

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鯖寿司で有名な「いづう」、こちらは、天明元年と言うから1781年創業。
大きさは携帯電話から察して下さい。
これの倍の長さのものもあります。お値段も倍!
鯖の身が薄いとか酢飯が硬いとかいろいろ言われたりしますが、
これはこれで美味いです。時期だけに酢が強めかと思いきや、
普通の感じで良かった、このサイズ一人前で2200円、
スーパーとかで普通の鯖寿司三つ買えますね(笑)
「お昆布を~」取ったのが右はじの一個分。
この昆布がまた美味い・・・保存用のですから
お土産にしか付かないと思います。
お店で食べると付いてないはず・・。

で、やはり泡盛、
先斗町の酒屋で買った「瑞泉 青龍」で・・・ww

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円山公園内、「いもぼう平野家本店」、ここは、享保年間の創業。
創業300年ぐらいですか?

45年前、って半世紀前(笑)に、初めて両親と一緒に京都に行って、
入って以来、京都に行けば、ほぼ寄ります。
肝心のいもぼう、海老芋と言われる芋と棒鱈を
炊き込んだものですが、昔はもっと甘かったような。
とろろ芋を、海苔で巻いたのが美味い(画像:左下)
夏季限定で賀茂茄子田楽、これとビール、CMみたいですな(笑)
中をくり抜いて味噌田楽にしてます。
京都の茄子でないとできない料理法ですかね、

月御膳定食と茄子田楽、ビールで3800円程。
近くに、いもぼう平野家本家っていうのもあります。
餃子の王将、大阪王将みたいな(笑)

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最後に「権兵衛」の親子丼(画像:下の4枚組の左上)
かつてDanchuの美味い親子丼で一位になっていた事が
あったような。確かに、トロフワの卵、
でも鶏肉が昔よりも減ったような、1400円。

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以上、私の私感ですので参考にはなりませんよ(笑)

お値段は高くてもそれなりの歴史を感じますし、
また、そこでしか体験できない味わいでございますからね。

最後に、鍵善の葛切りを食べ損なったのですが、私はむしろ、
冬季限定の粟ぜんざいのファンなので、冬にまた(笑)



帰りも700系のB4編成、こだまも今はこちらが主流?

豊橋駅でのぞみ通過待ちで購入した「ちくわいなり弁当」
いなり寿司の壺屋とヤマサちくわのコラボらしいけど
中に入ってる普通の稲荷が一番美味かった(笑)コレは600円。
普通の稲荷弁当が一番美味いかも。


京都市営地下鉄、コレで奈良まで行けるんですね?
そういえば、何か近鉄カラーの電車が地下に入ってくると思っていた(笑)