学生時代の話。数年前?十数年前?数十年前?ある2月上旬の日。

ある男子「バレンタインってくだらねーよな。商売人に踊らされてるって感じだし。」

私「ふーん・・・」

「3月14日も、ホワイトデーって言うより、俺の中では円周率の日だな」

「ふーん・・・、チョコ欲しいんでしょ?」

「は?なんでそうなる?いらねーし。フツーに市販のチョコの方がうまいしな」

「ふふ、手作りチョコ欲しいの?」

「は?おまえ、何言ってんの?」

「分かった、チョコあげるよ」

2月14日。

私「はい、チョコ」

ある男子「おう、あー・・・」

「・・・」

「・・・」

「義理チョコだからね」

「分かってるよ、それぐらい・・・その・・・まあ、その・・・ありがとう」

必死に照れを隠してる。顔をそむけて、目を合わせない。目元、口元が緩んでいるの、分かるよ。かわいいじゃねえかニヤリ

3月14日

ある男子「はい、これ」

私「ありがとう、うれしい」

「まあ、いちおうもらったからな」

また、照れを隠している。かわいいやつだニコニコ

何故だか昔の事を思い出した。ちなみに、ある男子は私の今の夫です・・・なんて出来のいい話じゃ、ないんだな、これがてへぺろ彼とは、学生時代以来会っていない。当時はひねくれているというか、素直じゃなかったけど、立派な大人になって、大切な人には自分の気持ちを伝えられているといいけどね(余計なお世話)星