8月9日 栗子の古道・明神峠

 早坂山の登山道等を整備されているtoshiさんが、先日明神峠途中迄の調査記録がYAMAPに載った。
古道好きな私も探訪と微力ながら道刈に行きたく、万世コミセンでお会いして頼んだ。体力・道刈強いトシヒコ君にも協力して貰い、本日実行した。

 

・行程

 登り:入口出発 8:30~道間違い×  10:45-11:05~峠ピーク11:30
 下り:峠ピーク 12:00~駐車地 12:50

・調査・作業者:toshiさん(YAMAP)、米沢考古歴史調査Kさん、トシヒコ君(YAMAP)、okusan(Ameba)


  ★歴史公園(刈安駐車場)~赤浜


・栗子峠歴史  下にコメント



・川越石とは、この歴史公園辺りの小字名で有る。

・のどか村でいいな~。


・ヘクソカズラ



・赤浜地区の旧家(曲家)  右上は現13号国道


 ※ここは明神峠と万世町の間で、昔は宿場町で・・・

  ★明神峠調査・探訪・道刈 (数字は標高m)
・ 8:30 峠入口・駐車地(590m)出発

・徐々に藪道になる。


・新助川


・道上の伐採地(710m)


・重機はどこから入ったのだろう?。


・藪深い


・道刈後


・次の藪を刈る。😨


・歩いている峠道は昔、木を伐採して重機で運んだ道なので幅広い。


 ※場所によって昔の歩道、電話線電柱は、西側に有ったそうだ。

・深く掘れた沢を横断する。


 ※材木の重機運搬時は太い木を渡して橋をかけたのかな?。

 

・この山が明神山


・オオカメノキ(ムシカリ)

・ヤマブドウ有る。

・藪深く更にヤマブドウ蔓が被さっている。たこ足状態で道開きやっかいだ。🥵


・800m少し下の小沢   沢山のヤマブドウ 


・ヤマブドウ


・道はこの辺から左に曲がるのだが(後で知った事)、


・誤って直進してしまった。


・toshiさんにSTOPかけられて戻った。

 

 10:45~11:05 左に曲がる所で休憩。

 軽い食事して暑さと疲れで、草刈機をデポして峠ピークに歩く。

・藪道


・左下~右カーブ~中段右に登る九十九道



 ※九十九道は数回続いた。道幅有るので良く見ると分かるが、時々ナタ目、テープつける。
 


・ 11:25 明神峠ピーク(850m)  左が明神山(941m)


・ダケカンバ


・現代の重機パワー


・風力発電事業計画の観測塔


・風力発電

・13号線は福島に下る。


・栗子無線中継所


・風力発電


・これも中継所


・戻る


 

※ご参考  明神峠 2017/4/14

 

・明神峠の東側下りの道は分からない。


 ※GPSに歩道出るが今日は暑くて調べない。😥

 12:00下山


・okusan  デポした草刈機を肩から下げて、シャフトを少し上向きにして下る。


・トシヒコ君は草刈機を肩に担いで下る。


・電話線・電柱の名残  


・車に近くなった。フゥ~ 🙄



 12:50 車着

 ◎大汗で全身汗まみれ。上から下まで全部着替えて車スタート。

・13号線 西栗子トンネル


・右が明神峠道

 

・軌跡地図    今日も14年前のGPS活躍した。


・800m付近で道間違い→拡大  



 ◎道中地元のKさんから、昔のいろんな事を教えて貰い良かった。
昔の峠道傍に電話線電柱が立っていたそうだが、峠ピークに電柱無い。話を聞いたら今はトンネル内に移して、電柱は抜いたそうだ。納得!。

 ◎明神峠、ネット検索でたった1件記録を見つけた。
・2006/5 米沢側から歩いたが、残雪と藪で道不明で、750m付近から戻った。
・2007/5 峠の東側(ここも米沢市)は、スキー場から管理道を無線中継所に上がり、稜線からも管理道を明神峠へ下っている。峠からは電柱下の管理道を、鎌沢沿いの峠道に下っている。鎌沢沿いの峠道写真は載っているが、斜度の急な峠ピークから鎌沢間の道は歩いていない。
又 2007(H19)は峠に電柱が有った。

 ◎奥羽山脈(中央分水嶺)は北から、西と東の稜線・分水嶺になっている。しかし、栗子山域の山形県県境は、栗子山から南に下った1060P(標高点1037北)から東の太平洋水域に下って、鎌沢沿いを南東に下り、西に方向変えて蟹ケ沢沿いになる。伊達の『ゴリ押し』は聞いた事、道路で見た事有るが、最上の殿様(山形)の『ゴリ押し』は聞いた事無い。どんな歴史背景が有ったのだろう?。
吾妻連峰登山で、旧五色温泉~東海大山荘~家形山~霧の平と歩くと、山形県~福島県~山形県と周回する事になる。

 ◎栗子山域の奥羽山脈(中央分水嶺)を越える峠道は、南に板谷峠、中央に明神峠、北に万世大路・旧栗子隧道 M13(1880)年の3本有った。中央の明神峠は、S41(1966)栗子トンネル出来て山岳ハイウエイになった。更に豪雨、雪等の安全対策により、H29(2017)東北中央道が完成した。
時代の流れで3つの山域の隧道・トンネルの標高は、低い位置に変わっていった。

 ※イメージしていたよりずっと藪多く、暑くて大変だったけど、良い探訪だった。   

 おわり