11/3(日)

いよいよ学祭3日目。
有瀬での学祭がスタートした。
この日は俺のライブが2枠入っているので、実質俺にとっての学祭はこの日だけと言っても過言ではない。だから同じ日に2枠埋めるな。

KEYTALKのリハが一番最初だったので、10時30分頃には有瀬へ。りょうたが駐車場を探してさまよっていたが、こっちはリハが迫っている身なので放っておいた。
KEYTALKのリハを普通を終え、1時間以上待ってアルカラ(アルハラ)のリハも終えた。
リハをするにあたって俺がいつも気にしているのは音量バランスである。ちょっと油断するとものすごい爆音を出してしまう。たぶん音作りの問題もあるのだろうが、それはもう正解が無さすぎてよくわからない。とりあえず音量が大きすぎる事態だけは防ごうと思っていたが、結果的に今回もまあまあな爆音を出していたようだ。まぁ俺の知ったことではない。周りのやつらの音が小さいのが悪い。くそが。

全てのリハが無事終わり、いよいよ本番へ。
まずは3番目のアルカラの出番である。
なんだこの舐めた順番はと思っていたが、メンバーを見渡すといかにも舐められそうな面々が揃っていたので仕方がない。どういう意図かは不明だが、ライブ中に変な被り物をするのはやめろ。いやタンバリンのことではなく。あれは本家に寄せたクオリティの高いコピーだ。

ちなみにリハ終了からライブ開始までに1時間ほど休憩時間があったので、せっかくの学祭ということでみんなで出店を回ったりレジロックを捕獲したりした。レジロック捕獲には5人くらいで挑み、見事全員がゲットできた。完全に青春である。
出店に関しては、例年と同じような、変わり映えのない店しかなかった。相変わらずなんだか静かな盛り上がりに欠ける学祭である。
それでも同回の人と回るのはそれなりに楽しいものであった。出店がしょぼすぎて最終的にみんなでローソンに行ってしまったが。
俺は出店のたこ焼きを食べたが、トッピングが青のり、鰹節、マヨネーズなど王道のものに加えて何故かゴマを振られていた。ゴマの威力は絶大で、全ての味がゴマの風味に持っていかれているような気がした。あんなもんはたこ焼きではなくもはやゴマ団子である。
みんなで学祭を回る休憩も終わり、いざライブ開始の時間へ。出陣である。

まずは3番目のアルカラ。
アルカラはやる前からわかっていたことではあるが、難易度がめちゃくちゃに高い。おまけにほとんどTAB譜がなく耳コピを強いられるので、コピーするだけでも相当な時間を要した。中でもドナドナドーナツという曲はTAB譜なし、MVなし、弾いてみたなしの三重苦であった。いや、あの耳コピのしにくさを鑑みると十七重苦くらいではないだろうか。サビなんて本当になにをどう弾いているのかさっぱりわからなかった。ぎりぎりワウっぽい音だということはわかったので、もう適当に音を外さないようにワウでWOWWOWさせるくらいの対応しかできなかった。無理だ。こんなとき音楽理論を理解してスケールに当てはめる、なんて芸当ができれば比較的スムーズに進むのだろうが、あいにくそんな知識と技術は持ち合わせていない。持ち合わせ損ねた。
そんな出来なので特にドナドナドーナツはイマイチ自信がないまま本番へ突入。
その難易度とベストギターが欲しすぎるプレッシャーからか、本番はたまにある「緊張しすぎて上手く両手が動かない」状態になった。こんなことになるのは全く練習せずに挑んだDOESのギタボ以来な気がする。あれはひどい。
まあでも、アルカラに関してはそれなりに練習していたので、それなりには弾けた。と思われる。癇癪玉のお宮ちゃんのカッコイイところで盛大にミスるなどはあったが、他は小さなミスを重ねつつそれなりにできたのでは。知らんけど。誰か俺を褒めろ。
後で動画を見てみたら明らかに俺だけ音がデカかったような気がするが、それはこの際どうでもいい。

毎回ライブの後反省しているのだが、難しくて何度も練習したところほどミスなく弾けて、簡単だからとあまり練習しなかったところほどミスしてしまう。おそらくライブにおける地力の低さが招く事態なのだが、それはライブでないと鍛えられない部分な気がするので、まだまだこの課題とは付き合っていくことになりそうだ。まあアコ終了と同時にギターやバンドから離れればこんなくだらない反省もしなくて済むのだが。

まだ出番があるというのに、アルカラで緊張しすぎて相当な体力を消費してしまった。次のKEYTALKまでは1時間ちょっとくらいの時間があったのだが、回復しきらないまま出番が回ってくることとなる。だから同日に2枠埋めるのはやめろと言っているのだ。反省しろ。

KEYTALKはギターのパートがバッキングの上にTAB譜か弾いてみたが必ずあったので、アルカラに比べるとだいぶ難易度は落ち着いていた。問題があるとすればあまりしっかり譜面を覚えていないことだったが、そこはノリでなんとか。
俺はすこぶる陰キャのくせにギタボのほうが緊張せずに楽しめる傾向にあるので、アルカラのダメージが癒えきっていないものの、楽しんで歌うことができた。
MCはしっかり終わっていたような気がするが、演奏自体はおそらく9ミスぐらいで済んだのではないだろうか。多いな。
KEYTALKのボーカルといえば割と高音なイメージがあり、いつかのカナブーンのような惨劇の再来かと懸念していたが、KEYTALKのほうが数倍ましだった。よかった。
リズムやコードチェンジなどはKEYTALKのほうが難しかったが、そこはまぁ、ノリで。
そんなこんなで特に最後のsympathyは非常に楽しく演奏し、終了。sympathyの最後のギターソロかっこよすぎるだろ。ムカつく。

そうして無事に学祭3日目を終えた。やはり自分が出演する日は終わったあと色々思うところがあり悶々とするが、あの非日常感は嫌いではない。はやく慣れたい。
3日目が終わったあとはまたもジョイフルで晩飯を摂ることになる。2Daysである。
その後はまた加藤家に宿泊しようかと悩むが、3日連続同じ服(ピンク)はいかがなものかと思いやめておいた。なんかチクチクするし。
明石行きのバスに乗る帰宅勢にやや遅れ、ひとりでバスに揺られることになる。
バスでも電車でもずっとその日のアルカラの映像をみていたが、かっこよかった。
俺のギターというよりバンドとしてかっこいい気がして嬉しかった。棒立ちでもかっこいいもんはかっこいい。異論は認めない。
めっちゃ自分を褒めるが、アルカラという意味のわからないことばかりするロック界の奇行師によく立ち向かったと思う。未だに半分ぐらいは意味がわかっていない。ドナドナドーナツのギターソロは一体なにをしているのか。わかったら大人しくTAB譜を出せ。

ミスも多く落ち込んでいたが、楽しかったなぁと帰宅することができた。
前日のリボーンのせいで普通に寝不足がひどかったので帰宅後即就寝。リボーンめ。
なにが死ぬ気モードだ。そんな旧日本軍のような根性論は今どき流行らない。それどころか体罰やブラック企業として訴えられる危険性が高いからやめたほうがいい。今は脱力の時代なので、みんなどんどん弱体化していこう。就活など今すぐにやめるか辞退しろ。みんなでやめれば怖くない。
余談だが最近は朝風呂がトレンドなので夜は入らずに寝てしまう。めっきり寒くなってきたのでそろそろ風邪を引くことだろう。

またしても無駄に長くなったので4日目もまた後日。別に書くことないけど。