田辺市高山寺にて
時々姿を見せてくれるオスのイソヒヨドリで、この季節は多少の差があってもこのように白い斑点などが見られます。
この時季のオスに白い斑点などが見られるので、若鳥や幼鳥と勘違いしているのをあちこちのブログなどで散見しますが、この時季のオスは全てこのような斑点が入るのですよ。^ ^
バンディング調査をしている人から教えて頂いたのですが、イソヒヨドリは成鳥と若鳥の年齢識別がとても難しいそうです。捕獲して手に取って調べても難解なのですから、野外識別では無理ですね。
春になって美しい声で囀るようになると、羽毛のすり切れで白い斑点などは消えて、夏羽と言われるようになります。
メスのイソヒヨドリはオスと似ても似つかない、随分と地味な羽衣でしょう。
オスがトロピカルな夏羽になっても、メスは変わり映えしなくて、周年このような地味な羽衣なのですよ。
昔々は海岸沿いの磯などで見られたのでイソヒヨドリの種名はぴったりでしたが、今では渓流沿いなどの山地だけでなく、市街地でも繁殖するようになりました。
こちらはヒヨドリです。名前は似ていても、ヒヨドリはヒヨドリ科で、イソヒヨドリは別のツグミ科なのです。
姿は似ていないと思いますが、メスのイソヒヨドリなら似ているとお感じの方もいらっしゃるかもですね。^ ^