熊本県の「熊本地震聴覚障害支援対策本部」からの情報です。

4月20日の対策本部会議では、熊本県ろう者福祉協会の事務所と聴障センターと情提センターがそれぞれ把握した聴覚障害者の状況の報告と情報交換を行い、およそ200名の聴覚障害者に負傷者はいましたが、死亡・入院者がないことを確認しました。その他、一人暮らしの盲ろう者が複数いるため、サポート体制が課題として挙げられました。

被害がひどい地域は、最初の強い地震の震源地である益城地区、そして阿蘇の西原地区、熊本市の東部です。この地区には優先的な支援が必要です。

避難所にいる(いた)人は30人程度ですが、この30人も含め多くの聴覚障害者が避難所や自宅前の駐車場に車を止め、車中で夜を明かしている状況です。

余震や長引く被災と自宅の後始末・水・ガス等ライフラインの復旧の遅れによる影響で、心身に不調をきたしている人が出てきているので、健康面のサポートや心のケアが必要となります。

4月21日、熊本県聴覚障害者情報提供センターを含む県身体障害福祉センターが福祉避難所に指定されました。聴覚障害者もセンターに集まってきています。

全日本ろうあ連盟より引用
http://www.jfd.or.jp/2016/04/22/pid14863

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