NHK福祉ポータルハートネットのカキコミテーマ災害から【緊急!熊本地震】被災地の障害者・高齢者に関する安否情報(NHKスタッフより)の中から聴覚障害者限定に絞って引用しました。

新たな情報が入り次第、随時更新します。



【一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会】現地の状況など
記事ID:51007
(19日17時半現在)

熊本県難聴者・中途失聴者協会より寄せられた情報では、会員約50名のうち、15名ほどの安否確認ができたとのことです。元会員にも問い会わせ中。
地震でFAXが落ちたり、火災を恐れて電源をはずしたり等で、FAXでの連絡ができない人もいます。主にメールでのやりとりで確認できました。

熊本市南区御幸笛田では、17日朝までに電気復旧しました。難聴者にとっては、大きいことです。テレビの映像・字幕情報が入り、かつ携帯やスマホ、PCやネットが使えるからです。
熊本市南区御幸笛田では、水道が使えるようになったが、チョロチョロとしか出ません。井戸水を電動ポンプでくみ上げて使っています。

熊本以外の難聴者協会の状況については、福岡・愛媛では大きな被害は報告されていません。継続して被害状況を会員に確認中です。
投稿日時:2016年04月19日 19時27分


【熊本県立熊本聾学校】安否情報
記事ID:50965
(18日13時現在)

幼稚部から高等部まで78人の聞こえない児童・生徒が通っています。
うち寄宿舎に16人の生徒がいます。全員無事です。

14日の21時台に起きた地震では、寄宿舎の窓ガラスが二枚割れ、寄宿舎にいた生徒は全員避難しました。その後、校長室で寝泊まりなどした後、各自宅へ戻しました。
その後、16日の本震でも窓ガラスが割れました。
今週いっぱいは休校予定です。
投稿日時:2016年04月19日 11時54分


【熊本県聴覚障害者情報提供センター】現地の状況など
記事ID:50963
(18日13時現在)

熊本のろう団体、難聴団体、手話通訳団体、サークル、要約筆記関係者と協力しながら現地の聴覚障害者の情報を集めているところ。
今週(水)に各団体からのリサーチをまとめる予定です。

把握している情報では、「地震が怖い」「ライフラインがきれている」ことから避難所に行くものの、倒壊が怖くて、安全とは限らないので、広いスペースに車を止めて車の中・屋外で過ごしている人が多いようです。なので、どこに聞こえない人がいるのか把握できない状況です。

聞こえない人が、避難所からテレビ電話を使えるように、避難所でWi-Fiが使えるようにしてほしいと県に依頼中です。
投稿日時:2016年04月19日 11時50分


【熊本聴覚障害者総合福祉センター】現地の状況/聴覚障害者を支援する際のお願い
記事ID:50937
(18日17時現在)

震災を受けて、センターに災害対策本部を設置しました。
熊本のろう団体、難聴団体、手話通訳団体、サークル、要約筆記関係者が関わり、現地の聴覚障害者の情報を集めているところです。
熊本県にいる聴覚障害者は、高齢性難聴も含めておよそ1万人いる見込み。そのうち、手話を主なコミュニケーション手段としているのは約3千人です。

今のところ、聴覚障害のある方が亡くなった情報や命に関わる情報は入っていません。自宅が倒壊された方が1人いると聞いています。
対策本部員自体も被害を受けているので、スムーズに安否確認ができていない状況です。
今週(水)に実行委員会で状況把握を報告し合う予定です。まずは会員の家や、近くのところを聞いていく形になります。しかし、目で見えない障害ゆえ、どこに誰がいるのか、つかみきれていないところがあります。

≪避難所へのお願い・聞こえる方へのお願い≫
記事ID:50937
(18日17時現在)

聴覚障害者は音声だけではわからないので、情報は文字などで伝えてください。
ご本人が手話通訳や要約筆記を必要とされているようなら、センターまで連絡ください。

電話:096-383-5587
FAX:096-384-5937
メール:kshk★muse.ocn.ne.jp
★マークをアットマークに変えてください。
投稿日時:2016年04月18日 18時36分


【全国盲ろう者協会】現地「夢の会」盲ろう者の安否情報&支援のお願い
記事ID:50837

現地の全体状況はまだ確認できていません。
連絡がとれた熊本の「夢の会」によると、連絡がとれた人の中にはけが人はおらず、事務局の健常者も無事でした。ただ何名かまだ連絡がとれていない人がいる状況です。多くの人々の家は損壊し、中の家具が倒れるなどしているそうです。

<被災した盲ろう者への支援のお願い>
予想ではありますが、情報が入らず困っていると考えられます。
東日本大震災の経験によると、支援者も自分の家族が第一になるため、当事者の支援は二の次になってしまい、取り残されている場合があるのではと思われます。
どこが避難所かという情報や、避難所内での情報も、中々入ってきません。トイレにも十分に行けなかったり、けがをしても医者とコミュニケーションとれなかったりして十分なケアが受けられない可能性もあります。

「盲ろう者」である旨、また支援方法(手の平に文字を書く、または弱視ならば大きなはっきりした文字で伝えるなど)を書いた名札を下げるなどの支援が必要ではないかと思います。
また、盲ろう団体は人数が少なく組織力が弱いので、視覚障害・聴覚障害の団体と連携して支援にあたってほしいとのことです。
番組スタッフより

(18日10時追加情報)
九州各県の「盲ろう者友の会」に登録している会員は、全員無事であることが確認で
きたそうです。
投稿日時:2016年04月18日 10時00分


【熊本県ろう者福祉協会】水と食料の確保が必要!聴覚障害者向け情報提供を
記事ID:50835

今、被災地の聴覚障害者にとって大切なのは、水と食料の確保です。

生活用品は使えるものの、水道管が破裂し復帰しておらず、飲み水はもちろん、トイレの水洗もできず、水を自動販売機で買っている状況です。

また、食糧確保についても、コンビニは閉店しており、弁当専門店を見てきたら行列で商品も見当たらりません。

聴覚障害者が水と食料を確保できるために、以下のようなことを要望したいそうです。

(1)水や食糧が来たとき、どこに何が来ているのか、耳が聞こえなくても分かる情報提供してほしい。具体的には、文字の掲示物。

(2)昭和15~25年生まれの聴覚障害者は教育を受けておらず文字が読めない人も多い。なので、(1)の情報について絵や地図も入れて示してほしい。

(3)災害時、支援に来るのは福祉経験者とは限らず、安全推進課など、普段聴覚障害者と関わっていない人がくる。彼らは聴覚障害者とのコミュニケーション方法を知らないので、聴覚障害者とのコミュニケーション方法を市区町村内の担当者で共有して支援してほしい。
投稿日時:2016年04月16日 17時33分

NHK福祉ポータル ハートネットより引用
http://www2.nhk.or.jp/heart-net/voice/bbs/messagelist.html?topic=3820

ペタしてね