イジメられっ子生活~第2期~

(小学校5年生終わり~6年生)

 

小5の冬。転機。

 

7対1でリンチ状態。

羽交い絞めにされたときに、後ろにいたクラスのリーダーに頭突き。

前歯を折る。

 

いじめ。エスカレート。

 

ある日の休み時間、教室でいつものようにイジメ。

その日は、パンツまで脱がされそうになる。

女子の前で・・・

 

覚醒。(キレる。てやつ。)

もはや、よく覚えてないが、コンパスを握り、全員を刺す事に決める。

 

6年生の教室まで逃げる奴らを、コンパスを手に、「殺してやる~!」

と、ひたすら追いかけまわしたらしい。

 

この事件以降、クラスメイト以外も、更に誰も口を聞いてくれなくなる。

親も、先生も、どう解決したのだろう?

この件の結果には、数年後、気づく。

 

そのうち、無視される事に慣れる。

自分から話しかけなければ、無視すらされない事に気づいてしまう。

何も期待しなければ、傷つくこともないと知ってしまう。

教室で、ボクは石ころ。

いつの日か、そう言い聞かせるようになった。

石ころだから、誰とも話さなくてよいのだと。

 

きっとみんなは、修学旅行とか運動会とか楽しい思い出があるのかもしれない。

 

私には苦痛でしかなかった。

修学旅行の班決めとか地獄。

あまり者のボクを、しかたなく誰かの班が引き受けてくれる。

 

何の思い出もない。

生まれ変わったとき、全部捨てたので、写真も、卒業アルバムも何一つ持っていないから、思い出しようもない。

 

④へ続く