その2 ~管理と仲介①~

業者が物件を紹介する際、取引形態の明示が必要となりますが、大きく分けると

①貸主・・・A 家主(所有者)ということ、不動産会社自体がその物件を所有している。
      
      B ”借り上げ/サブリース”といって、本当の所有者から業者が安く借りて、
        その金額に家賃を上乗せしてお客様に貸し出すという場合がある。

②代理・・・  家主(所有者)と代理契約を交わし、契約等まで代理人として行うこと。
        この場合は、その業者が管理まで任されている事が多い。

③仲介・・・A 家主(所有者)から、入居者の斡旋と管理も頼まれている。
      
      B 入居者の斡旋のみを頼まれている場合。契約のみなら『客付け』という。

④他社仲介 A 全国展開のハウスメーカーから入居者の斡旋のみを頼まれている。
   
      B 周辺の業者と、お互いが所有している、または、任されている物件の情報
        を交換してそれぞれ協力しあっている。

      C 地域密着型のお店では、その地域にある物件自体をすべて把握していて
        お客様の希望に本当に合うものを紹介してくれる。


(その1)でお話ししたように、業者・担当者は、どこを決めてもらったら都合がいいのか?
という事になってくる。

その会社がどんな方針で、経営しているか?
それを見極めるのは非常に困難なのですが、上記の順番が基本的な利益率が高い契約の順番に
なりますので、紹介していく優先順位にもなります。

また、
①、②、③までしか紹介してくれない会社
④のAまで紹介してくれる会社、
④のBまで紹介してくれる会社
④のCまで紹介してくれる会社

業者のスタイルもこの4パターンに分かれてくる。

お客様側の立場として気をつけなければならないのは、その担当者がどのラインまで情報を知って
いて、担当者が今どのラインの物件を勧めてきているのか?である。

(その3)へ続く・・・