肥後守傳感応録〜十一〜 | 熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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三月十一日
此度も清正一代記を書する。

本日で東日本大震災より十一年の時が経った。

年月の経過が進めば進むほどに、此の教訓を如何様にして語り継ぐのかが課題となろう。

儂は昨年、東北ツアーにて被災地の一部を此の眼で改めて見る事が出来た。

平穏な日々を送る事が出来ていても、いつどこで天災が起こるかは解らぬ。

地球も我等と同じ様に生きておる。

故に共存していかねばならぬ。

天災の猛威には叶わぬ事が多いからこそ、過去の教訓を後世に伝えて可能な限り備えてまいりたい。

鎮魂と防災への願いを込め、祈りを捧げん。

此れからも、心を寄せて。






披見、大儀であった。



◎加藤肥後守清正