今日は骨盤と関係なさそうで、実は関係しているストレートネックについて。
ストレートネックというのは、直訳すると「まっすぐな首」。
首は一見まっすぐに見えるのですが、首の骨というのは本来、少しカーブしているんですね。
「頸椎」という骨が曲線を作り上げながら積み重なっていて、
このカーブのおかげで、重たい頭を体の上で支えることができているんです。
ストレートネックというのは、首の骨のカーブがなくなって、
まっすぐな状態で固定化してしまうことを言います。
本来ならば、首のカーブによって、
首や肩が必要最低限の力で頭を支えられていたのに、
首がまっすぐになると重さを支え切れずに、頭が前に出る形になるので、
首には相当な負担をかけていることになります。
これは、スマホやパソコンを見続けるなどして、
猫背の状態で首を突き出した悪い姿勢を続けていることで起こります。
筋肉がこわばってしまって、ストレートネックになるという仕組みなのです。
また、デスクワークなどの座った姿勢は、腰や背中が丸くなりがちです。
そうすると自然と首が前に移動し、頭を突き出した姿勢になってしまうんですね。
私も実は、ストレートネックでした。
日本人の方はストレートネックの方が多いと言われていますね。
私は今まで、リビングのダイニングテーブルでパソコン作業をしていたのですが、
ダイニングテーブルって食事をする目的で作られているので、ちょっと机の高さが低いんですね。
だから、より猫背に、背中が丸まりやすくなってしまいます。
それが原因で、私は首や背中が痛くなるので、椅子と机の高さを見直して、
違う机でPCをやるようにしました。それだけでもだいぶ違います。
日本人の骨格に多いのがストレートネック、欧米人に比べてヘルニアにもなりやすい傾向があるそうです。
そこで、ですね、
それを知った上で、見た目が崩れないこと、
痛みが出ないように予防することはやっぱり必要なことなんですね。
ストレートネックの方はですね、
不眠や自律神経系の機能が落ちやすいとも言われています。
自律神経系の乱れは更年期にも深く関係があります。
そういった知識を踏まえた上で、
やはりご自身にあったトレーニングやメンテナンスをして行ってほしいと思います。
骨格自体が、日本人は猫背や巻き方になりやすいと言われています。
逆に欧米の方々は背中が反っている傾向があります。
猫背や巻き肩になるとどうしても内臓が押しつぶされるような形になりますので、
胃腸の機能低下にも繋がってしまう。
だからこそ、正しい姿勢で、筋肉をバランス良く使っていけるのがベストかなと思うんですね。
そして、そのためには、骨盤の状態が大きく影響します。
日常生活の中では、是非、肩甲骨周りとふくらはぎのストレッチをしてほしい。
おすすめしているのは、歯磨き中の爪先だちです。本気の爪先立ち。
足の甲を前方に突き出すように、お尻とお腹に力を入れて行うと自然に骨盤も立ちますし、
ふくらはぎのエクササイズになりますのでぜひやってみてください。
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