5月末で、年中から通った◯マハ音楽教室を退会しました。
私は、クマミのピアノが大好きでした。
力強さはないけれど、繊細でやさしい音。
だから、私から「辞めよう」と言うことはできませんでした。
年中さんの5月、電子ピアノを買いにいきました。クマミは迷うことなく「黒いピアノがいい」と言いました。
ピアノが届いた数日間はうれしそうに練習していたなぁ…。
でも、御多分に洩れず、練習は好きではありませんでした。
最後まで譜面をスラスラ読めるようにならなかったので、新しい曲が弾けるようになるまでに時間がかかって…やっと弾けるようになったらまたすぐ新しい曲になって、弾けるようになるまでまた長い道のり。
ピアノが弾けて楽しい♫
と感じながら弾く時間は短かったと思います。
進学くらぶを始めてからは、あきらかにピアノの練習がおざなりになりました。
「勉強もしなくちゃ、ピアノの練習もしなくちゃ」の間でクマミは苦しんでいました。
そして切り捨てられるのはピアノ。
それでも、クマミから「ピアノを辞めたい」と言い出すことはありませんでした。
グループレッスンが楽しくて、6年間一緒にやってきた友達と離れたくない、というのが理由でした。
最後は、
「◯◯ちゃんのおうち、すごく近いんだからいつでも遊べるよ?」
と言うと納得し、ピアノを辞めて、勉強をがんばりたい、と言いました。
小学校の学区こそ違うのですが、歩いていける距離に住んでいます。
ピアノそのものへの未練はもうないんだなぁ、と私の気持ちにも整理がつきました。
3月の発表会を最後に家ではほぼ練習しておらず、5月末に退会してからは一度も、ピアノに触れていません。
6年1ヶ月、ほぼ毎週、家族みんなでピアノ教室まで行っていました。
教室が電車に乗る距離かつ繁華街だったので、一緒に行って遊んでいました
親の私達の方が、さみしくてしんみりしています。
ピアノを辞めてから、土曜日が勉強だらけになりつつあり、少し心配しています。
ピアノに行くまでにコレやっちゃおう!とメリハリがつき、強制的に勉強から離れることで息抜きにもなっていたんですよね。
せっかく時間ができたのだから、休息やお楽しみの時間に充てられるようにしていきたいです。
リビングに鎮座している黒いピアノ、次にクマミが触れるのはいつかなぁ。