今日は75年前に日本が受諾せざるを得なかったポツダム宣言について書きたいと思います。

 

こんにちは。くまさんですよ。

メルさんに長いこと投稿をお任せしたままになってしまい、恐縮至極です。

 

今日はいわゆる終戦の日、815日ですね。

大東亜戦争が停戦した日です。

 

戦後処理を終了してのち、初めて「終戦」といえるので、この日はポツダム宣言を受諾した日、大日本帝国の最高権力者、国家元首である天皇が終戦の詔を出された日です。だから「いわゆる」なのです。

 

このポツダム宣言、小学校の社会科の授業ではさらっとしか触れませんし、もともとが英文です。これの外務省訳があるのですが、歴史的仮名遣いがあったりして、今の世代の人たちが読むには非常に分かりにくい。なぜ、分かりやすく邦訳しなおさないのですかね?

外務省にとっても屈辱的な内容ですし、非常に高圧的な連合国の傲慢さが出ているので、分かりにくいままに放置しているのだと勘ぐってしまいますが。

 

国立国会図書館のサイトに邦訳文があります。↓↓↓

https://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j06.html

 

で、消されてしまうかもですからスクショ。↓↓↓

 以下にくまさんの意訳&コメントを上げます。

かなり過激に走っていますので、ご注意ください。

これはくまさんの怒りの現れです。

 

1.「アメリカ合衆国大統領、中華民国政府主席およびイギリス総理大臣は、自国の数億人の国民を代表して協議した上で、日本国に対し今回の戦争を終結させる機会を与えてやろうということで意見が一致した。」

 

2.「日本は完全に包囲した。お前たちが抵抗を続ける限り攻撃を加え続ける。我々は強いぞ。我々の自由意思で攻撃は続行される。3国(米英中)以外にも俺たちを支持するものはいる。」

 

3.「自由こそ正義だ。これが全世界の意思だ。それが証拠に自由を希求する人たちの抵抗によりドイツは国土荒廃の壊滅を見た。日本も同じ目かそれ以上の荒廃を目の当たりにすることになるぞ。われわれが本気を出せば、日本の軍隊どころか国そのものを消滅させる力を持っているぞ。」

 

4.「身の程知らずな軍国主義者によって日本は国土荒廃を来したが、それに日本国民はついていくのか。それとも我々の自由の下で破滅を回避するか、どちらかを選べ。」

 

5.「我々の停戦の条件を上げる。この条件は寸分たりとも譲歩しない。これ以外に条件は許さず、またこれへの返答が遅れることも許さない。」

 

6.「我々は無責任な軍国主義が世界から完全になくなるまで、攻撃の手を緩めることは無い。我々の主義主張以外に、秩序ある世界がやってくるとは認めない。だから、我々の主義主張に反し日本人をだまし、世界征服を企てた権力者と勢力を永久に追放する。あるいは抹殺する。」

 

7.「我々の正しい主義主張に基づく国家が再構築され、日本の戦争遂行能力が破壊されるまでは、またこの確証が得られるまでは日本国内の各所は連合国が占領する。」

 

8.「カイロ宣言※は履行せよ。また、日本の主権の及ぶ範囲は本州、北海道、九州および四国と我らの決定した島嶼に限定する。」

 

9.「日本国の軍隊は完全に武装を解除し、兵たちには各自の家庭に帰り、平和的かつ生産的な生活を営む機会を与えよ。」

 

10.「我々は日本人を民族として奴隷化しようとしたり、国民として滅亡させようとする意図を持っているわけではないが、我々の国からの捕虜を虐待した者を含む一切の戦争犯罪人に対しては我々の正義に基づき徹底的に罰する。日本は国民の間に起こるであろう民主主義の復活強化に対して一切の障害を除去せよ。言論、宗教、思想の自由、ならびに基本的人権の尊重を確立せよ。」

 

11.「我々の被った損害賠償の取り立てに耐えられるよう、日本に経済、産業を維持することを許してやる。しかし日本が再び戦争のための再軍備につながるような産業振興は許さない。また経済、産業の維持振興を目的としたさまざまな原料の入手、(原料の支配は許さない)は許可してやる。この条件を呑んだら日本が将来世界を相手に貿易することを許してやる。」

 

12.「ここまでに記した諸目的が達成され、かつ、日本国民が真に自由から表明した意思に従って平和的な傾向かつ、責任ある政府が樹立された場合においてのみ連合国の占領軍はただちに日本国より撤収する。」

 

13.「我らは日本国政府がただちに日本国軍隊の無条件降伏を宣言し、かつ、この行動における同政府の誠意によって、適正かつ十分な保障を提供することを日本国政府に対し要求する。これ以外の選択を日本がした場合には、迅速かつ完全な壊滅を仕掛ける。」

 

カイロ宣言についてはこちら↓↓↓

https://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/01/002_46shoshi.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E5%AE%A3%E8%A8%80

 

かなり恣意的な意訳になっていますが、時の東条内閣はこのように受け止めたと思います。

なぜなら、まだまだ日本人の矜持は今以上に高く保っていたと思いますからね。

 

1.の条文に「合衆国大統領、中華民国政府主席及「グレート・ブリテン」国総理大臣」と連合国の代表者にしれっと中華民国政府主席ってのが入っています。これは大戦後、台湾に逃げ込んだ蒋介石のことです。大陸で日本と戦闘していたのは中華民国であって中華人民共和国いわゆる「中共」ではないので、現在の国家主席、習近平が日本から戦争被害を受けたって言っているのは誤りです。だから、これをネタにODAを要求してくる中共の姿勢にくまさんは我慢がなりません。

 

現代語訳(くまさん版)を読むとなんと傲慢な、高圧的な宣言書でしょうか。この条文を日本は受け入れたのです。

なんという屈辱でしょうか。

それでもくまさんはこの苦渋の決断をせざるを得なかった、時の東条内閣に同情します。

邦訳版はかなり毒が抜けたテンプレの官僚文書になっていますが、英文の原文を読めば日本をとことん貶めてやろうという、悪意が随所にみられるはずです。

 

戦争に負けるということは、このように一切の釈明、発言力を奪われ、戦勝国の意のままに国権を蹂躙されるということです。

抵抗は即抹殺、死です。

話し合いで決めようとか、嫌なら逃げたらいいとか常々のたまっているノーテンキなパヨクの皆さん、見てますか?国が滅ぶかも知れない局面なんですよ?

 

この難局に直面した先人、先の我が国の指導者たちは、血涙を流しながらこの屈辱を受け入れたのです。

 

明日の日本の復活と、輝かしい発展があると信じて。

 

今、私たちは先人たちの思いに応えられる生き様をとっているでしょうか?

 

真夏の暑い日差しの下、かすかな風にそよぐ風鈴の音を聞きながら、75年前の日本の先人たちに思いを馳せてみました。

これがくまさんのいわゆる終戦の日の過ごし方です。