3/8
夜、子どもを寝かしつけようとしたら旦那から「ママさん、もう寝ますか?ちょっと…いいですか」と言われた。
私は、子どもを寝室で寝かしつけてからリビングへ戻った。
旦那から、話が始まった。
いろいろ言われたけれど、要約すると
「離婚はしない。色々理由をつけて離婚をしようとしているけれど、それは子どもの為ではなく自分の為なのではないか」
「なぜ俺が、一度離婚を提案した時に理由を聞かなかったのか。それは心当たりがあるからなのか?」
の2点であった。
私は、改めて、性的不能が旦那の理由であるのだろうと聞いてみた。
旦那は
「あ、分かってるんだ。ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。」
と何やらノートにメモをした。
(昨日も言ったと思うけどな…そしてこのメモ、証拠としてとっておくんだろうな…)と思った。
私は続けていった。
「私にも…不満はあります。」
「何?」
「お金のことです」
「・・・お金?」
私は、話出した。旦那は、一字一句漏らさないようにノートにメモを取り続けている。
私が仕事を辞めて、旦那の扶養に入ってから、私は一度も「お小遣い」という形で定期的にお金は貰えていなかったこと…
携帯代、NHKの受信料(マンションだからBSも)、子どもの習い事の交通費、その他もろもろ自分で払っていたこと…
このマンションを買う時、私は頭金200万以上出し、さらに家具購入費も出した…
息子を産んで3年半、一度も旦那は私のお金を心配したことはなかった・・・
旦那に言えば「働けなるのを見通して、貯金をしてきたのではないか」と言われるだろうと思って言えなかったこと…
貯金が減って苦しくなり、携帯代を負担してもらえるよう頼んだら「携帯代くらい自分で払って」と言われたこと…
NHKの受信料も…「私が払っている」と遠回しにアピールしたら無視をされたこと…
それから…
旦那が急に車を買い替えて、運転できなくなり辛かったこと…
子どもを一時保育へ連れていく際、車なら5分で着くところを寒い中、謝りながら徒歩で何十分もかけて歩いたこと…
バスで児童館へ出かけた帰り道、バスを待っている間寒くて、子どもと抱き合いながら我慢したこと…
雨のなか、新しい傘を買う余裕もなく、ボロボロのビニール傘で子どもを歩いたこと…
お金もなく、行くところもなく・・・子どもを連れて近所ばかり散歩していたこと…
毎月の食費が26000円でも高いと言われていて辛かったこと…
スーパーで子どもがカゴに入れた498円のイチゴを買うのが苦しく、そっと棚に戻したこと…
駅の自販機でたった130円のお茶を買うのも辛かったこと・・・
涙が止まらなかった・・・だけど、言葉は次々に私の口から溢れだした
ずっとメモをとっていた旦那が、急に泣き出し、手を止めた。
「俺は…母子家庭で辛い想いをしてきた・・・だから息子には、辛い想いをさせないように俺なりに頑張ってきたつもりだった・・・」
「あなたが、ここまでお金に苦しんでいるとは思わなかった・・・」
あんなに強気だった旦那が、急に弱気になったように見えた…
「生活費のことを含め、これから少しづつ改善していく・・・だからもう一度、チャンスをください、お願いします。」
頭を下げられた。
全く・・・私のこころに響かなかった…
どうして、ここまで言わなければ気づかない?今更・・・もう遅い……
だけど、旦那も引こうとしない…
「しばらく時間をください」
私はそう言った。両親に、今日の出来事を聞いて、感想が欲しかった。
「よろしくお願いします」
と言われた。
何を言われても、心に響く感覚はなかった。私は絶対に離婚をするし・・・あなたを絶対に許さない・・・改めて・・・そう思った。