はじめて通販で中古ノートPCを購入してみた。
それもモバイルノート。現物を確認せずに中古PCを購入したのは、はじめて。
何しろ、手頃な値段に思わずポチった。
かなり躊躇したが、お店と商品のレビューをひと通り眺めて、今回の用途では許容範囲だと信じて。
結果は OK今回の用途では十分許容範囲だった。
○今回購入したもの
東芝 dynabook R634/K
Microsoft Office2016 Personal
Windows10Pro 64bit
第4世代 Core i5-4200U 1.6GHz
メモリ8GB
SSD128GB → 480G + 8,000円
HDMI SDボード付
13.3型 アウトレット ※訳あり
https://store.shopping.yahoo.co.jp/pc-m/201712281818.html
2013年11月 発売当時のスペック
https://s.kakaku.com/item/K0000749846/#tab02
製品紹介
https://dynabook.com/pc/catalog/dyna_b/140708r634/index_j.htm
プレスリリース
http://dynabook.com/pc/support/press/20131119.htm
価格 33,820円也 税込
Yahoo!ポイント 5,220ポイント 付き
ポイント分を引くと 28,600円 税込 相当となる
あまり比較参考にはならないが、発売当時は、257,250円〜 だった。
購入先
パソコン専門店 PC-M
https://store.shopping.yahoo.co.jp/pc-m/
スペックだけ見ると、かなりリーズナブルに見えるが、それには理由がある。
〇許容したこと ※訳ありの詳しい理由
本体外観全体にキズが無数にある
特にエッジ部分のキズや塗装の剥がれがある
シールの貼ってあった痕(あと)、ベタ付きがある
リッドのヒンジのガタがある
※ただし、キー操作中にリッドが自重で開いて行ったり、キー操作していて揺れたりしない程度。こうしたことは使い込まれ開閉を繰り返していれば、徐々に起きてくる。
消耗が進むと、勝手に自重でリッドが開いて行ったり、キー操作をしていると揺れたりすることは過去に経験したことがある。
細かく挙げればきりがないほど、気になるところはあるが、主に外観の問題であった。
人によってはテンションが下がると思うほど。
全体的に使い込まれた感じ。
この商品紹介ページにも記されていた通りだか、実用上は問題ない範囲だ。文書作成や表計算、プレゼン資料作成などの事務作業をする分には普通に使える。
このシリーズの dynabook は見た目以上に頑丈にできている。ただし、液晶モニター部は、軽量化のためか、ねじりには貧弱で簡単にたわむ。乱暴に扱えば、おそらく容易に液晶は割れるだろうが、普通に使われていて、外装が傷だらけになっている程度なら問題ない範囲と思われる。
中身が壊れておらず、外観にキズが付くのは、使われていれば、当然のこと。
今回購入したお店では、3ヶ月の保証を付けてくれているし、メモリーやストレージなどハードのアップグレードにも対応してくれている。
中を開けて、例えば、水没の跡がある、ファンから異音がするなど、すぐに使えなくなる可能性が高いものを、わざわざ売り付けるお店は今どきないだろう。
後々、返品される率が高いと、かえって手間になるし、クレームにもなる。そこに保証まで付けてくれているからには、お店側の商品に対する自信が伺える。
商品のレビューも200件以上寄せられており、8.5割以上が☆4つ以上を付けている。これなら許容範囲で問題ないだろうと踏んだ。
さらに、何か不具合があって対応が悪ければ、レビューにもそうした書き込みもあるだろう。そうしたらレビューは皆無ではない。反対によいレビューもある。購入された先輩方それぞれの主観で書かれるものなので、 同じくようなことでも問題視する人としない人がいる。それらを勘案すれば、今回の用途では許容範囲と判断した。
○まずやったこと
商品到着後、ますば電源投入前にマシン全体の様子を観察しながらクリーニングを実施。
少量のカメラレンズクリーニング用の無水エタノールを含ませたコットン(今回はゴミが出ないシンボン紙を使用)で綺麗に筐体を拭けば、シールの跡は残るが、汚れやベトツキは綺麗に除去できた。
クリーニング剤で母材、コーティングにダメージを与えることがあるので、支障のない部分で試してからクリーニング剤は選ぶと良い。
過去にゴム系のコーティングがしてあったもので、エタノールを使って、ベトベトにさせたことがある。
当該機種は母材、コーティングがしっかりしている。それでも年数が経過しているから様子見しながらクリーニングしていけば、そこそこ汚れは綺麗に除去できる。Intelシールは、しっかり付いていたので無理に剥がさなかった。
特に、こびり付いた汚れは、消しゴム、少量の研磨剤入りの100円ショップなどにある安価な歯磨きペーストなどを駆使して、さらに綺麗になった。
リッド内側の外周部の一部、内蔵カメラの上のゴムに剥がれがあった。瞬間接着剤を爪楊枝にとり、チビチビと塗って、無事に接着し固定できた。
内側は綺麗に接着できた。
外側は瞬間接着剤が若干漏れてカピカピになった。ここはリットを開ける時に親指などをかけて開く部分。
ヒンジの具合からしても、へたっているのもうなずける。お疲れさん。
気になる操作部について、キートップ、タッチパッドにテカリはあるが、キーボードの文字は鮮明で、どのキーも破損はなく、タッチパッドも通電後に確認したが問題なく作動した。ここも綺麗に様子見しながら少しずつエタノールとコットンで汚れを除去した。
出荷時にある程度はクリーニングしてくれていると思うが、それでも、細かなところは、さらに自分で丁寧にやれば、汚れが落ちて綺麗になった。
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○電源投入してみる
問題なし
心配していた液晶は、よく見ればキズ、色むらはあるが、事務作業をする分には支障なし。これで何か細かい作業や写真加工をするわけではないのでよしとする。液晶画面も様子を見つつ、丁寧にクリーニングを実施。
写真では分かりにくいくらいの色むらが○の中にあるが、気になったのはその程度。
無事にWindowsが立ち上がる。期待通り10秒ほどで起動した。
LAN接続して、アカウント設定してから、ライセンスに問題ないことを確認し、Windowsアップデート。ウイルスソフトなと、最低限の設定を済ませる。
○Microsoft Office をインストール
問題なし!
同梱の説明書き通りに作業を進め、これも同梱のライセンスキーを入れて無事にインストール完了。
○ブラウザを立ち上げてみる
問題なし
YouTube、Amazonプライム動画も、この画面サイズなりに十分楽しめる。Skype通話も問題なし。内蔵カメラ、マイクも使えた。
より鮮明な画面で観たければ、HDMI端子も搭載しているので外付けモニターに接続すればよい。
バッテリーも生きていた。それなりに消耗はしているだろうが、幸いにも、3~4時間くらいは持ってくれそう。AC電源で使われていた時間が長かったのかもしれない。もとは Windows7 で使われたと思われるこのマシン。
それが10になってこのマシン用の東芝謹製エコモードの設定も、おそらくなくなって、Windows の省電力設定でのバッテリーモードとなる。発売当時は22時間使えることをうたっていたようだが、さすがにそこまでは求めない。
電源さえ確保できれば、このシリーズのACアダプターは小さめなので一緒に持って移動してもさほど苦にならない。
前述の通り、タッチパッドも使えた。感度も思っていたほど悪くない。好みだが、外付けマウスの方が作業性は良さそう。
○購入時のリスク回避策として
何しろ、中古のモバイル系デバイスのノートPC、スマホ、コンデジなどは、発売時期が新しいからと言って安易に手を出すと、とてもキケンだ。
なぜなら、人が持って移動できるから、どういう使われ方をしていたかわからない。うっかり落下させていたり水没、修理歴など。
なので、これまで中古ノートPCを購入するときは、必ず現品を確認して、落下の痕跡や液晶の映りをよく確認してから購入していた。
今回は、お店のレビューや同じものを購入した先輩方のレビューをよく眺めて、多少のことは目をつむる覚悟を決めて購入に至った。
出来るだけ新しめのものが欲しい、どうしても見た目を気にしてしまう、それでも新品を買う予算がないから中古PCが必要なら、実機を確認できる実店舗に足を運んで購入した方が無難である。その分、時間や交通費などがかかるし、セールやキャンペーンを除けば実店舗の方が割高感があるかもしれない。
通販で購入するときは、万一の時の返品規定や保証の有無、保証の範囲をよく確認して、納得してから購入するのはもちろんのこと、品物が届いたら、出来るだけ早く開梱して、現品を確認して、動かしてみて、不具合がないか、出来るだけ使い倒して確認する。
そして、これから仕事や趣味などの相棒として、一緒にやっていけるか、改めて覚悟を決める。
○まとめ
CPUの世代は目をつむるとして、それでも、今回の機種は、第4世代 Core i5、メモリ8G、SSD480G。13.3インチ液晶、約1.2kg で現行機種で、相当品を探すと10万円以上してしまう。
5,6年前のハイエンドマシンなら、今でも Microsoft Office 程度の作業には十分使える。
長らく、プライベートに MacBook 数台を乗り換えて使い、モバイルでは Chromebook、職場で Windows3.1時代から使い始め、10 を使い、今回、プライベートマシンにモバイルWindows10 を追加した。
プライベートとは言え、半分は仕事のために購入したようなもの。しかし、予算がなく、既存のThinkPad X61 も稼働はしているが、XGA 1024x768 の解像度では、だんだん作業しづらくなってきた。
機種の選択肢として、MacBook Air + Boot CampでWindows もあったが、同程度のスペックの中古となると、ジャンク品は除いて、どんなに安くても 5万円はする。
とても 3万円 にはならない。
ストレージは 480G も要らないと思いつつも、換装なしの 128G のままでは、少し心もとなく、発売当時に搭載されていたままの SSD が回ってくるのかも?!との懸念から、思い切って、大きくしてみた。
どういう使われ方をされていたのか分からないモノだけに、ストレージくらいはバルクでも新品にしておきたかった。
これまで何度か体験した。SSD はある日突然飛ぶ。HDD も同じくだが、その時の悲惨な思いは出来るだけ避けたい。
重要ファイルはマメにクラウドや外部媒体に吐き出すとしても、少なくとも本体のOSがあるストレージは5年以上は持って欲しい。
さて、これから色々使ってみます。おそらく、下手なタブレットに手を出すより、やれること、出来ることが多いから、成果物に期待できる。
バッテリーがヘタってきたら、これを自宅で母艦にして、出先から Chromebook からリモートデスクトップもしてみようかな。
あとは、こんなもので気分転換も計画中。