今回、面接に来られた方は50歳代の男性
20代のころにIT業界で5年ほど仕事をして、
それから、違う職種をされたそうです。
で、その仕事もできなくなってきて、IT業界は人手不足だから、と
ハローワークから経験者として応募してきました。
ハローワークの担当者には、ブランクがありますか?と尋ねたのに
少しだけと解答したから面談受けたのに。
面談に来られて、職務経歴書みたら、30年ほどのブランク
はっきり言ってアウトです。
派遣会社にも登録してるけど、声がかからないんだけどとも言われ、
実際、IT業界は人手不足と言われてるのに、なぜ、面接受けまくっても
不採用になるとお話になられたので、
現在、ブランク分、家でプログラムを作ったりして、ブランクの穴埋めを
家で勉強なりされていますか?と問いかけたところ、
現場に入ってから、もう一度、教えてもらいながら、思い出そうかと。
・・・・・・・・
はぁ??? と、もう少しで、声にでるところでした(-_-;)
50歳過ぎた方に、現場で、丁寧に教えてくれたりはしません。
50歳過ぎの方であれば、すぐに現場で作業が出来る人を求められる。
でも、ブランクある人だったら、思い出すまで、丁寧に指導してくれるのでは?
こいつ、なめてんのかぁ~と言いたかったのを抑えて、
20代、30代ぐらいまでなら、まだ、丁寧には教えてくれるけど、
ご自身の場合は、仕事を覚えたころに、定年を迎えられて、契約終了になるケースもあります。
だから、派遣に登録してもお声は、かからない。
じゃあ、お聞きします。
現在の貴方の売りはなんですか?
教えて下さい
と聞いたところ、応えられませんでした。
企業も慈善事業ではない、売上をあげてもらわなければならない。
貴方を、採用したら、何で稼いていただけますか?
・・・・・
ということなんです。
ふつうは、ここまでお話はしませんが、
ずっと、この業界に面談に行かれて、
交通費代もばかにならないので、
「気づいて」頂きたいと思ってお話させて頂きました。
貴方が、得意としてる分野で、活躍してくださいと
面談を終了しました。
ご本人は、派遣会社もきちんと話してくれなかったので、
今日は面談に来てよかったと帰られました。
でも、この何十年のブランクの応募の人多いです。
15年以上あくと結構機微いいです。
IT業界、人手不足だから、数十年のブランクでも行ける?
とは思わないでください。
結構、厳しい現状が待っています