きのうはくろっち君の話題で、猫との生活ランキング第465位になったと表示され、たいしたことないけど、ビックリ。一応記念に書いておこう。黒猫は人気なのかしらね。

夜にまた、踊り寝してました。家のなかは安全だものね。

情けない姿。

「ブログにださないでくれにゃ」とくろっち



「なに?」グレオ君のヤキモチ

「おれ、滑り込みセーフ寝」



くろっち君が寝た後の一時、昔の主婦の友の付録に見入ってしまいました。
昭和9年、1934年のものです。こういう古本が好きで何冊か持っています。もちろん私が生まれるずっと以前のものです。念のため。😗

表紙
厚さ13ミリ、276ページもあるB6ぐらいの大きさですけど、雑誌の付録なんです。

裏表紙には、資生堂の広告。
「近代女性の立体化粧…」という固練り白粉(おしろい)、夏の水を含ませたスポンジでぬるようなものかな。

その横には、リードミシンの広告。
国産ミシンの王者とあります。画期的だったのかも。私も古い手回しのリードミシン、ヤフオクで手に入れました。これより大きいし、たぶん後のものとおもいます。今は物置にはいっています。おもちゃみたいでかわいい。ミシン好きにはたまらない。


口絵が沢山ありますが、絵のように見える写真です。モデルは小唄で名高い市丸さん、すっきりした浴衣姿の紹介。


本文。夏物の浴衣、下着、働き着、寝具などの作り方がぎっしり載っていますが、気になったのは赤ちゃんものの仕立て方解説。文化裁縫女学校の二宮信子さんとありますが、文化服装学院の前身でしょうか。勝手に想像してます。イラストもレトロで可愛い。



途中にミシン取り次ぎ販売のお知らせ。
昔の主婦は家族の衣服、寝具など、何でも自分で作らなければならなくて、のんびりしている暇などなかったみたいですね。私の母も、布団を家で作っていました。綿入れ作業を手伝わされたものです。ミシンは主婦の片腕という感じですね。


裏表紙。クラブはき白粉の広告。「夏は清楚な薄化粧を!」こちらお値段は35セン、資生堂のは50セン、80セン、1エン。資生堂は昔から高級品だったのね。

それにしても、付録とも思えない中身の濃さでした。
昭和9年、さっき調べたら東京宝塚劇場の開場に始まり函館市の大火、室戸台風、丹那トンネルの開通などがありました。他のことはご自分で調べてね。
古き良き時代だったのでしょうか。昔の生活に思いをはせた一時でした。