元カレ親友と数ヶ月会ってなくて
また手術して検査結果待ちらしくてね


私たちはもう出会って10年は経ち
友達になってから数年が過ぎた





昨年は突然過ぎた病気に
ゆうちゃんと約束したからって
後から聞いたら
その時会わなかったら会えなくなると思ったと
苦しそうにしながらも約束の待ち合わせ



苦しさ我慢しながら
ゆうちゃん飲みな、食べなって
色々話して笑おうとして
私もあの時これが最後になるの?って
怖くて分からなくて
そんな刻をお互いに必死で過ごして


その日から何度も何度も泣いて祈って
彼から退院が決まったと連絡あった時には
泣き崩れて人目気にせず
大泣きした


その時から多分ね
私は心無くしたのだと思う



たとえ会えなくても
どのくらい呼んでくれたであろう
ゆうちゃん
と呼ぶその声が聞けなくなっても
あの人のいない世界なんて考えた事なかったけど

突然この世界で同じ空の下にいる事さえ
奪われてしまうという事を考えたら
こわくて怖くて
いつしか私は何も感じなくなったのだと思う


彼の事を愛してる気持ちは
男女の仲の時とは変わり
でもそれはもっと尊くて大切な気持ちになった



もし何かあったとして
私が知るのは、きっとずっと先で
だったら今
もう会わない、連絡もしない
そして時間の流れの分だけ
想い出も気持ちも
色褪せていけば良いって考える様になって
彼と最後に会って自分の気持ちに
密かなケジメをつけようと決めたら
また病院に行っちゃってね


神様はどれくらい
私を試すのかな




私が彼と毎日の様に一緒に過ごした
40代前半の時に何度も言われた事がある



女の1番良い時に
もったいない時間過ごさないで

貴女なら素敵な人と
ちゃんと再婚出来るから



あの頃、猛烈にそれを否定した様に
今の私も、彼と過ごした時間がもったいないなんて
思った事ないし、これからもそう


ある日、偶然出会って
彼からの猛アプローチに頷いた日から
誰のせいでもなく
自分の気持ちに正直に従ってきて

迷いや葛藤の中で他の誰かを被せてはきたけど
結局今もひとりでいる私の心が誰にも動かないのは
それだけ私にとっては純愛で
それ以上でもそれ以下でもない



検査結果が大丈夫だったら
会う約束したけど
会えて彼の顔を見たら
私はきっと涙を堪えるのがやっとで
別れ目は今じゃないって
これからもこの愛と
いつかなくす怖さに蓋をして笑うのだろうな



彼と私のカタチには様々な見方があると思うけど

人生の中で一緒にいられなくても
こんなにも深く長くきっと永遠に
愛せる人があの人で良かった