娘の場面緘黙症を最初に疑ったのは

年少クラスの冬でした。

1歳児クラスの時、担任の先生に、〇ちゃんね、無口だよ、あんまりしゃべらないよ。無口が悪いとかじゃ全然ないけどねっと言われた事がありました。

その時は 赤ちゃんだから無口も何も…

と思ってはいましたが、場面緘黙症は頭に浮かびませんでした。


場面緘黙症の発症は環境の変化が要因のことがあるらしいのですが、

娘の発症のきっかけは【⠀新型コロナウイルス】でした。

コロナの初期、兄は年長、娘は2歳児クラスでした。

娘の保育園(きょうだい別々の保育園でした)は、当初様子見が長く、本格的にコロナ対策がはじまったのは、年少クラスになった頃でした。

先生方がマスクをしてこられ、兄も家族もマスク。

口元が見えないまわりの人間に恐怖を抱いていたようで、年少クラスの時の娘の絵は、目がどんぐりのように大きい人間の絵でした。

私の母は40年保育士をしていましたが、その絵は心配だったそうです。目が大きく、笑っていない絵は、周りから見られて不安に思っている幼児の気持ちの表れだとか。


その頃娘は、保育園でお遊戯もできず、家で私ともまともに話せず、寝るまで無言な日もありました。今考えると全緘黙だったかもしれませんが

当時の私はコロナウイルスから守ることに必死で、子供たちにも、友達とは距離をとるよう、言い聞かせていました。


年少クラスの正月に、私の父が、娘は場面緘黙症じゃないか?と言ってきました。私の父は、30数年、小学校の教師をしていました。なのでとても気持ちがザワザワし、ネットで調べたのが、きっかけでした。


年中クラスも年少クラスと違いはありませんでした。

年長にあがるころ、先生方のマスクも外れてきて、年長児の活動もあり、娘は笑顔で毎日登園できました。

卒園まで先生と話すことはできませんでしたが、

先生に短い返事を返すこと、

お遊戯を全て参加すること、

お友達と大騒ぎで保育園で遊ぶこと、

外出先でも家族と一緒なら大騒ぎできること、

家族と楽しくおしゃべりができること、

保育園で歌を1番前で歌うこと(1人では無理)

卒園式で返事をすること

まで改善することが出来ました。


絵も、目が👁からニッコリ( ◜ᴗ◝)に変わりました。

少しずつですが…

新型コロナウイルスは娘にはかなりの影響だったみたいで、記録として記事にしました