先日、娘たちにとても腹が立ったことがあった。

 

結論から言うと、その原因は私の心のクセにあった。

 

私は子供の頃から、「知らない間に我慢している」ということがあって、

それは自分でも気づかないうちに

「他の人がしたくないのなら自分がやればいい」と

人の仕事を背負うことをしてしまうクセがある。

 

それが強みにでると、人より率先して仕事をするというものになり、感謝されて重宝がられることになる。

でも弱点になると、感謝されるどころかそれが普通だと思われ、やり過ぎて疲れ、嫌になってしまう(だいたい疎遠になる)。

 

今回も、「これはあなたたちの仕事でもあるよ」と普通に伝えれば良かったことなのに、

それができないで疲れてしまい、「もう知らないからねっ!」と極端な言葉を発することになってしまった。

 

平常心で伝えることの大切さを、実はここ2年ほどかけて学ばされている。

会社組織の中でそれは大切なスキルだとわかっていたのだが、こと自分の要望を伝えたい場合、それがなかなかうまくいかなかった。

 

何事も、平常心かまたはそれに近い状態で、言葉で伝えられれば、人間関係がぎくしゃくすることは少ないだろう。

そして忍耐は大事だけれども、自分さえ我慢していれば…というのは、間違いだ。

 

これは根本的には、相手や自分のことを信頼しているかしてないかの、心理の問題でもある。私はまだまだ信頼が足りない。

 

後から、

「お母さん、ためないで何でも言ってね」と、娘から優しい言葉を掛けられてしまった。

また、「お母さんの態度は(修復しないで)急に別れるカップルに似てる」と言われた。

 

自分の要望をきちんと伝えるということは、良好な人間関係を育む上で、すごく大切なことなんだ。