コンビニで買い物をして並んだ時のことである。
私の前には若い女性がいてレジで支払いをしていた。次の番は私ということである。
その女性は数点ほど買い物をしていたように見えたが、私はさほど気にしていなかった。
ほどなくレジを担当していた外国人(おそらくインド系)の店員が、別のレジに移って
「次のお客様どうぞ」
というのである。
私は慌ててそのレジで支払いを済ませた。わき目で先ほどの若い女性をみたところ、何とスマホで電話しながら支払いしていたのである。
この状況で私が思ったことは次のとおりである。
外国人の店員は、この若い女性は清算に時間がかかると思い、私を優先してくれた。つまり気を利かせてくれたということである。感心した。
日本人みたいな外国人だな
と思った次第である。(気が利いていて素晴らしい。ありがとう!)
この若い女性は、電話しながら買い物をするという私の常識では考えられないことをやっていたわけである。
今時の若いもんは・・・
と愚痴りたくなる。
しかしここで先日言われた「熊八さんは考え方が古い!」といわれたことを思い出した。
今や目的が達成できれば人に迷惑をかけない限りはその手段は有効なのである。店員や私に対する礼儀というものは二の次である。(店員や私に対して迷惑をかけていないかどうかは微妙ではあるが・・・。)
このような考え方がまかり通っているわけだ。
今や日本人の相手を思いやる心というのは死語になりつつあるのかもしれない。寂しいが現実である。この外国人の店員の方がはるかに日本人的である。
この小さな出来事を通じて、
やはり私の考えは古いのだろうな・・・
と改めて思った。