ひゞのをしへ | kuma*hachi2006のブログ

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慶應通信 文学部一類

十月十四日

ほんをよんで、はじめのほうをわするるは、そこなきおけに、みづをくみいるるがごとし。

くむばかりのほねおりにて、すこしもみづのたまることなし。

されば一さんも捨さんも、よんだところのおさらへをせずして、はじめのほうをわするるときは、よむばかりのほねをりにて、はらのそこにがくもんの、たまることはなかるべし。

      「ひゞのをしへ」『福澤諭吉選集』3巻、岩波書店、1980年、pp,34

 

試験勉強は、結局テキストを読んでいるだけの私のことを、福澤先生はもうとっくにお見通しだったのかと、ドキドキです。(汗、汗、汗)