くまごろの群馬県ライフ -51ページ目

西毛とか中毛とか、わからない・・。

その昔、群馬県は栃木県とともに「毛野国」毛の国)といわれました。


これを上下に分け「上毛野国」かみつけぬのくに)とされ、

のち「上野国(こうずけのくに)となったのが群馬県です。


(栃木県は「下毛野国」→「下野国」となる)


今でも群馬のことを「上州(じょうしゅう)や「上毛(じょうもう)と呼ぶのもこのためです。

上下あわせて両毛(りょうもう)、群馬~栃木間をはしるJR両毛線もあります。


更に県内はしばしば4つの地域に分類されよばれます。


北毛(ほくもう)・中毛(ちゅうもう)・西毛(せいもう)・東毛(とうもう)と。

くまごろの群馬県ライフ-jyoumou

北毛地区・・・沼田市・中之条町中心

西毛地区・・・高崎市・富岡市中心

中毛地区・・・前橋市・伊勢崎市中心

東毛地区・・・桐生市・太田市・館林市中心


「~毛」ばかりで、わけわからないんです・・・・。

(図が間違っていたらすみません m(_ _)m )


私は高崎市在住ですが、この文章を書いてはじめて高崎が西毛地区だとわかりました。


地名を使ってくれればわかりやすいんですが、今更そうもいかないですしね・・・。


つまり群馬は上毛で、北毛・西毛・中毛・東毛にわかれて、栃木がからむと両毛となることもある。ってことですかね。



くまごろの群馬県ライフ-飛び地
しかも平成の大合併で、

←こんなおかしなことになっています。


移り住んで3年たっても、地名はまだまだおぼえられません・・・。
















「上毛かるた」を学ぶ

「上毛かるた」は群馬県の郷土かるた、群馬を語るのに欠かせないアイテムです。


全44枚、群馬県の土地・人・出来事などをよんでいます。

子供たちは毎年2月の県大会にむけ、一生懸命暗記するそうです。


群馬県育ちの人は皆、すべて暗記していと言われています。

周りの人に聞いてみると、たしかに子供のころは全部暗記してたが、今は忘れた・・。という人が多いです。


くまごろの群馬県ライフ-カルタ

県内の本屋やコンビニにも売っています!800円也。


読み札がピンク色なのに注目です。

「い」「ら」の読み札のみピンク色で、他は白です。


戦後間もなく作られたこの「いろはかるた」に

<荒廃した日本が元気を取り戻すための活力を、群馬県から発信したい>

という思いをこめて最初の「い」の読み札を赤く染めました。


そしてこのかるたを作る際に、当時日本を占領していたGHQ(連合国軍総司令部)によって

不採用とされた群馬県の人物(小栗上野介忠順など)にいつか日の光を当てたいと、


群馬の「雷と空っ風」にたとえ、思いの強さを表現するため読み札を赤く染めました。


かるたの箱を開けた時、ピンク色の札を一番上にもってきたのは、

強硬な禁止指令に対する精一杯の抵抗だったそうです。



くまごろの群馬県ライフ-本
→このような解説本も売っています。380円也。


各読み札の裏にも解説が載っています。


上毛かるた大会の団体戦には「役」などもあるそうです。

例えば、上毛三山(赤城・榛名・妙義)の3枚をそろえると

プラス10点とか・・。


しかも同点だった場合は、最も重要な札

「つる舞うかたちの群馬県」「つ」札を持っているものが

勝利だそうです。


しかしもし小学生の時に群馬に引っ越してきたら、クラス全員どころか学校全員「上毛かるた」を暗唱できるって、びっくりですよね。

子供ながらにカルチャーショックだと思います・・・。


かつてそこには城があった

群馬の玄関口「高崎駅」の西口から、駅前通り(通称:シンフォニーロード)を歩いて数分、

くまごろの群馬県ライフ-地図

21階建ての高崎市役所が見えてきたら、


そこは高崎城址


かつて高崎城があった場所です。


現在は市役所・音楽センター・裁判所などの公共施設が多くあり、かつての面影を残すものはほとんどありません。


けれど地図を見てみると、川と水掘に囲まれたこの土地に、たしかに城があったであろうことがよくわかります。









くまごろの群馬県ライフ-城址 通称:和田城


築城年:1598年


築城者:井伊直政


徳川家康の命により、中山道と三国街道の分岐点にあたる要衝のこの地を監視するため築城を開始。




くまごろの群馬県ライフ-城址2

(左)乾櫓(いぬいやぐら)と東門  (右)水堀


この乾櫓&東門、そして街中のお堀だけが残っています。 


あぁ、もしも、高崎城の本丸が残っていれば・・・

高崎駅周辺は情緒ある城下町として、今とは違う風景で観光客を呼べたかもしれない。

お隣長野県の松本城のように・・・。時々そう考えてしまいます(>_<)

新幹線で玄関口へ

内陸県の群馬には「港」はなく、さらには「空港」もありません。

いまや「空港過剰」が問題となっている日本で、貴重な存在と思いましょう。。


港・空港がない都道府県・・・・・群馬・埼玉・栃木・山梨・岐阜・滋賀・奈良


文化的遺産の多い奈良県以外は、、、なんとなく同じ匂いがします・・・。

なんと言うか、あまり注目されることのない地味な匂いが・・・。


そんな群馬県の玄関口と言えば、新幹線の停車駅「高崎駅」です!

(私も群馬初上陸の地は、高崎駅でした。)


<高崎駅西口>

くまごろの群馬県ライフ-高崎西


長野方面へ向かう「長野新幹線」だって、新潟方面へ向かう「上越新幹線」だって、


赤城の山々を右手に見ながら、群馬を通過しているんです。

通り過ぎるだけでなく、是非一度下車してほしいものです。


<高崎駅東口> 最近綺麗になりました

くまごろの群馬県ライフ-高崎東

高崎駅周辺にもっと観光資源があればいいんですけど・・・・

玄関を入ったはいいが、正直何もない、、、、いたって普通の駅前風景なんですよね・・・。(´д`lll)

ところで、群馬にはもう一つ新幹線停車駅があることを忘れていました。

「安中榛名駅」(あんなかはるなえき)です。
くまごろの群馬県ライフ-安中榛名

長野新幹線が(時々)停まります。


1日300人ぐらい利用します。


秘境駅と呼ばれることも。


どうか「不要な新幹線の駅」ランキングとかやめてください。

必ず上位入賞もしくは優勝してしまいます。





【地蔵岳】関東の通信の要所

群馬にきて、山登りをはじめました。山②

群馬に最も適した趣味じゃないでしょうか?


なんせ、山だけは山のようにありますから。

(泳げない私は「海なし県」なことも無問題です!)


くまごろの群馬県ライフ-群馬の山

山歩きのお供は「山と渓谷社」発行の分県登山ガイド


「群馬県の山」です。


その中の「地蔵岳」について
他に有名な山あれど何故地蔵岳かと言いますと・・

本の紹介文に、山頂は関東の通信の要所」との一文が!


群馬が要所と聞けば行くしかありません!


地蔵岳は赤城山の一部です。

赤城山はいくつかの山の総称で、地蔵岳は赤城連山第二の高峰、1673.9mの一等三角点をもつ山です。








火山湖の小沼近く、八丁峠の登山口から出発します。

この登山道、8割~9割が木道の階段です。


登山というよりトレーニングをしているかのようです・・・。


山頂には・・・

くまごろの群馬県ライフ-電波塔

パラボラアンテナ林立です。(写真に収めきれなかったのですが、もっとあります)

国土交通省・NHK・TBS・群馬県・・・等々。


そして振り返ると

くまごろの群馬県ライフ-地蔵岳

雲に隠れていますが、赤城山最高峰の黒檜山(くろびさん)と大沼の絶景です。


人類の英知の集結と言わんばかりのアンテナ群(ちょっと大袈裟)と、

大自然の偉大さが同時に楽しめる、そんな関東の要所「地蔵岳」です。