組織のトップが、めざすべき目標や課題を華々しく提起して、それにむけて組織一丸となって取り組む、ということは原則として望ましい。
しかし、物事には、
「やってみたけどだめだった」
ならいいのだが、
「浅慮のまま下手に取り組んだばっかりに、普通にやればいずれは実現したものが、未来永劫実現しなくなってしまう」
こともある。
過去の日歯執行部、そして、地域の歯科医師会は、
「口腔保健の保持・推進に向けた取り組み」で
「国民(地域住民)のお口の健康を守り」
「もって歯科医師の社会的経済的地位を確保」
するための地道な取り組みを行ってきた。
そして、その具体的目標の一つが、「国民皆歯科健診」 であった。
今回、公益社団法人日本歯科医師会の会長が、公然と
「国民皆歯科健診は、集客目的」
であることを発言するにいたった。
「国民皆歯科健診」実現への道は閉ざされた。
と「私は」見ています。
返す返すも残念です。