KUMAGAYA‐BATTLERz【熊谷バトラス】
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熊谷バトラス《14》

戦いから目をそらしてはならない。

それは、結局逃げの理論だ。

知るのと知らずのでは、結局知るほうが、知っているほうが理解る。

そして、今するべきは、この軽微すぎる防具でどう戦うのか?であり、

それはまた、自らも、そして人をも守るのだ。

敵が居るから競えば、戦えれる。

それは、戦っても無くしてはならない命なのである。

僕は、それの為に戦うのだ。

熊谷バトラス《13》

けいしはジンタを引きずって歩いて居た。

あることをするためであった。

ジンタは、なぜか引きずられて居るのを良いことに寝ていた。

熊谷はまだ遠い。

熊谷バトラス≦14≧

熊谷バトラス≪13≫

『強ければ良い。勝てば良い…。たとえ友や家族や愛した人を殺そうとも。俺は俺以外を信じない。みんな裏切る可能性がある。』

違う!やめるんだ!

『何度となく言った。助けて欲しいと!泣き叫び声は枯れ、出なくなろうとも!苦しいと!お前たちは俺やみんなを助けようともしなかった!そして、努力がどうだのとのたまった。だが、結果はどうだ?良い血筋やら要領よく振る舞う人間たちが戦うこともなくふんぞり返って笑っている。民の金は使い果たした!努力し、戦いに疲れ、不毛な内に死んで行った人間が何人居るのだ?俺はお前たちを許さない!みんなの仇を取ってやる!』

きみだけじゃない!みんなが泥の中でもがいてるんだ!みんな助けたくても助けられなかったんだ!わかってくれ!頼む!

『くだらない話し合いは時間の無駄にしかならない。もう終わりだ!』



夢から覚めたジンタ。
まだ真夜中と判断出来る早朝。
半開した眼から涙がこぼれ落ちた。

あれは一体なんだったんだ?

あの子は…?

熊谷バトラス≪12≫

寝ていたジンタはむくっと起きると、溺れた。
『水の中だったか…。』でも、少しアップアップしながら、掘の石垣に寄って行くと登り始めた。
『可愛い!付き合え!』さっきまで、自分を溺れさせていたカポエラチームの子に告白すると、『ロリコンか!』っとけいしに突っ込まれるのだった。
『はあっ!僕は一体なにをしてたんですかっ!』
まだ、寝ぼけていたようだ。
彼はまだ、本調子では無いようだ。
仕方なくけいしは彼を引きずって、忍城に入って行くのだった。
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