政治家と国益 | くまがい大 オフィシャルブログ「日本の明日を“ゆたか”にしたい」Powered by Ameba

政治家と国益

こんばんは

くまがいです


朝の部会は


「国土強靭化総合調査会」

エネルギー政策と政治のリーダーシップ

‐田中角栄氏を回顧しながら‐


というタイトルで

田中角栄氏が通産大臣の時に

秘書官としてお務めになられた

経産省OBの方が講演をされました。


ちょうど今立花隆氏の

「巨悪vs言論」を読んで

いたところなので、

とても興味深く元秘書官の

お話を拝聴することができました。


結論としては、立花隆氏の田中角栄と

その元秘書官の語る田中角栄氏は

まるで別人で、聞いている、または

田中角栄氏その人を歴史でしか知らない

昭和50年生まれの私は、

とても「羅生門」チックな感想を

抱きました。


しかし言えることは田中元総理は

国益のためにあらゆることを

あらゆる手段を通して実現しようと

していたのだ、という

政治家としての使命感の

ようなもの感じました。


元秘書官のお話で

印象的だったのは

資源のない我が国を

安定成長に乗せるため

資源外交や電源開発を

積極的に展開する過程で

各国の利害とぶつかり

そしてロッキード事件につながって

行ったのではないか、

というくだりでした。


また同時に

「一部、自民党議員と電力会社が

癒着して原子力を広めていったの

ではないか、と言われるが全く

筋違い。石油は血の一滴、しかも

それがABCD包囲網で輸入できなく

なった事、そしてオイルショックの

経験を忘れないことが国産原子力の

流れになっていることを

思い出してほしい」

と切々と訴えていらしたのは

大変感銘を受ける内容でした。


こうした先人たちのご苦労と

努力、そしてエネルギー政策の

流れを鑑みて新しいエネルギー政策を

打ち出していかなければなりません。


この講演の後、

「原子力規制組織関係部会合同会議」

に出席。

独立性の強い3条委員会を

組織してよりチェックアンドバランスを

担保する形になっており、

政府案より格段に良い内容と

なっている対案です。


その後、政経塾の先輩で

ある市のトップを務めている方が

会館事務所に立ち寄ってくれました。

以前被災地の災害がれきの受け入れを

打診していたものですから、

そのお話合いを。

残念ながら議会で提案しても

かなり反対意見が出て

なかなか協力することが

かなわない、という回答でした。


エネルギー政策から

災害がれきまで、

皆さん一生懸命取り組んでいます。


なんとかがれきを処理して

名実ともに復興元年に

していきたいと思います。


しーゆー

ゆたか