戦争には将軍を、国難には宰相を | くまがい大 オフィシャルブログ「日本の明日を“ゆたか”にしたい」Powered by Ameba

戦争には将軍を、国難には宰相を

こんばんは

くまがいです。



なにやら民主党代表選挙で

日本は大忙しとなっている様子ですが、

私はこの期間、台湾へ研修に行ってきました。


3泊4日の大変充実した自民党青年部青年局の

公務でありました。



自民党青年局長井上信治衆議院団長以下全国から

集まった学生を含め25名で

研修を積んできました。


台湾には以前から興味があり、

なんと言っても幼少の頃から

「Gメン75」を勇んで視聴していた

者としては、香港、マカオとともに

憧れの地域であります。



今こうして自分が「Gメン=Government Men」の一人として

同地に赴くということ、非常に不思議で仕方がありません。


自民党青年部の研修の狙いの一つは

歴史的な政権交代、しかも2度の政権交代を

経験した台湾政界の実情とその手法を、

党幹事長や要職にある方々直に学ぶ、ということが

ありました。



私は、個人的に北京オリンピック前の中国へ

行っていましたので、中国本土との相違点や

国としての隆盛の違い、国民性、風土、気質、

こうした諸々の諸相を丹念に見てこようと、

そして何よりも、台頭する中国に台湾がどのような

戦略を以て相対しているのか、その進路と

国家としてのかじ取りを知りたく、研修に臨みました。


日台関係は、日中共同声明を踏まえているので、

非政府間の実務関係として維持継続しています。



上記のことから自民党は長らく

青年部が積極的に「政党間交流」を

担っています。



そのため、今般の研修では、

国民党、民進党を始め、王金平立法院長、

金門防衛指揮部指揮官、揚外交部長、

そして、最終日には馬総統に表敬訪問をする

というこの上ない日程でありました。




台湾の歴史は興味深く、ご存知の通り

清朝からは「化外の地」とされ、

日清戦争後、下関条約により日本の統治下に、

日本の敗戦を経て、中華民国領になりました。



台湾本土は目まぐるしく統治者や統治機構が

変化してきたことは周知の事実です。そのため

現代の日本が経験することができないような

政治的危機や、国民の存亡を左右するような

局面にぶちあたっていることも何度も

あります。



このように抽象的な表現に

ならざるを得ないのは、

台湾の置かれている国際政治上の

立場、そして、今回の研修で話された内容が、

極めて政治色の濃いものであったからです。



その中でもただ一つ


国家の運営や経営を考える

またはその担い手として働いている

立場から言えば、

今回の研修で、金門島にも

行けたのは、有意義でありました。



そして、硫黄島で戦った栗林中将の話をまさか金門島で

聞けるとは思いませんでした。


彼の話を、敬意をもって話してくださったのは

国防の最前線にいる張陸軍中将でした。


アジアのために戦った兵士の

評価が日本ではあまり語られず、

遠い台湾の、しかも、前線で評価されて

いることを我々はもっと真剣に考え直さなければ

ならないのではないかと情けなく思いました。





つづく