世界ふれあい街歩き | くまがい大 オフィシャルブログ「日本の明日を“ゆたか”にしたい」Powered by Ameba

世界ふれあい街歩き

こんばんは

くまがいです。


突然ですが、 妻の好きな番組で、

NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組があります。


私も機会があれば、一緒に見るようにしています。


世界各国のメジャー、マイナーを問わず

街を実際に歩いているかのように、時に町の

人に声をかけ、時にお店に立ち寄りながら

町の良さや歴史、その街が大事に

しているものを紹介していく番組です。


私の妻は、パスポートをもっていません。

海外に行った経験がないので、

国外の事情を紹介するこのような旅番組が

好きなようです。


私はというと、旅もすきなのですが、

地域振興や町づくりにかかわっていたこともあって

とても興味をもって見ています。


この番組をみていると日本の一般の町と比較

することができるので、日本の長所や短所が

とてもよくわかります。


日本の町は、残念ながら、フェンスや電柱や

電線が多すぎますよね。


なんでやたらめったら「敷居」を作ろうと

するのだろうと疑問に思います。


それと、駅の風景なども出てきますが、

海外、特にヨーロッパの駅舎と比べると

日本の駅は、確実に供給者サイドの

論理で貫かれてますね・・・。


ホームに行くまで、ビルでいえば二階相当の

高さまで上り下りしなければならないように

なっています。

東京駅もやたらめったら上り下りしなければ

なりません。一度足を疲労骨折したとき、

松葉杖をついて動かなければならなかった

のですが、大変でした。


ここ最近社会の高齢化に伴い、エレベータなどが

つくようになりましたが、環境時代を鑑みると

はたして電気代を多量につかう方策がよいのか

わかりません。


それと、歩道橋。

やたらとありますが、お年寄りには、

とても辛いんだと思います。

誰も使ってないような気もします・・・。


もっとフラットな街づくりでいいと

思うのですが、もうユニバーサルデザイン

って死語になっちゃっていますかね??


川や運河を利用した街づくりもありました。

危険を避けるための塀もフェンスもありません

でしたので、風景を妨げるものもなく、

とてもきれいな町並みでした。


川や運河、水辺で何か事故が起こったら、

自己責任が徹底している国なので、

危険を回避するための施策は行政に

求めたりしません。


日本も運搬の主役は長らく河川でした。

残念ながら今は保険などがやかましく

観光などにそれを活かすことができません。


北上川や最上川、名取川や阿武隈川

東北の地域産業を支えた運河は数多く

あります。


そして、川からみた町の風景もまた別格です。


一方で自己責任という言説が流行しながら

他方で、行政の責任を追及しすぎる姿勢が

まん延してきていることも確かです。


街歩き番組を見ていて

刺激を受ける今日この頃。


私が行ってみたい国は、

メキシコシティ。芸術で町おこしをしている

都市です。


メキシコシティのすごいところは、

市庁舎の外壁に大胆に壁画を描いているところです。

日本の地域は産業や仕事を誘致して町の活性化を

試みているところが多いような気がしますが、

本当に人々の魂をふるわせるものは、

芸術であることを思い起こさせてくれます。


そうした町並みを作るにも、いろいろと 

規制が多くあります。


日本は地震国ですので、どうしても建築物を

建てるときには構造計算、耐震構造がしっかりした

建てものにしなければなりません。

一方で諸外国は建築=芸術ですので、

非常に趣のある、趣向を凝らした建物を

作ることができます。


日本も成熟社会を迎えて、

さまざまな方面で変えていかなければ

ならないところがでてきていると

感じます。


変えないために変えることを

躊躇してはならない。


街歩きはそんなことも教えてくれます。


しーゆー

ゆたか