2月20日の京都新聞記事


 議会は市長から出た案を可決するか否決するか審議するというのが役割なんだけど「否決することは議会の権限の乱用だ」的な文書が議会事務局から議員に配布されたのは、かなりヤバい。

 高島市は「お上(おかみ)」「下々(しもじも)」という言葉が市民の口から普通に飛び出すから無理ないなぁと思う。

 お上=善
 お上に逆らうこと=悪

という市民の意識があるから、民主主義の結果、封建主義になる。議会いらんやんね

 こんな政治記事をシェアしたからと言って、選挙には立ちません。とここで宣言しておく。 

 市民の政治参加という意味では、市民の代表を選ぶという、代理、間接的な民主制はもう古い。この意味では議会や議員はいらない。直接民主制でイケる技術はスマホやマイナンバー制などすでに整っているはず。










 記事を転載


 滋賀県高島市が計画する新ごみ処理施設の用地取得を巡り、同市議会事務局が昨年12月、関連議案を審議する市議8人に「法的および道義的にも否決できるものではない」と、原案通りに可決するよう圧力をかける内容の文書を配布していたことが19日分かった。

 市議会(定数18)は同議案を否決。文書を受け取った市議は「市長部局の意向を忖度(そんたく)した議会事務局による不当な圧力だ」「議会制民主主義の根幹に関わる問題」と批判を強めており、専門家も「極めて異例な文書で、不適切」と指摘している。

 文書は「12・12 議会事務局作成」と書かれたA4判1枚。12月13日、市議会産業建設常任委員会での採決前の休憩時間に、委員長ら委員6人と議長の計7人に配られ、委員会採決後に副議長にも手渡された。


 文面は、当該地での施設建設を前提に予算の一部(国費を含む)が既に議決を経て執行されていることを挙げ、用地取得案について「法的および道義的にも否決できるものではない」「否決すれば、必要な時期に必要な対応をしてこなかったという議員としての怠慢を指摘される」と記述。

「議会の裁量権を超えるまたは濫用(らんよう)した場合には責任を問われる」と、“否決=権限の乱用”であるかのような文言も記していた。
 

 これを受け、広本昌久議長は「文書は越権行為というべき内容」として委員会終了後、日置武司・議会事務局長に口頭で厳重注意した。日置事務局長は、京都新聞社の取材に対し「文書は採決の判断資料として作成した。議員の職務を否定する意図はない」と説明。誰が最初に指示したかなど、作成の経緯については明言を避けた。
 

 市は、安曇川沿いの朽木宮前坊地区約4・4ヘクタールに新ごみ処理施設を計画。本年度は基本計画の策定や土地の測量を実施し、市議会12月定例会に用地取得案を提出した。一方、市議らは6月定例会以降、安曇川増水による「水害リスク」を指摘。8~10月には九州北部や関東で大雨被害が相次ぎ、12月13日の委員会では賛成2反対3、同20日の本会議でも賛成8反対9で同議案は否決となった。