今、天然スレートの葺替を行っている現場
山形県上山市の美術館・蟹仙洞最近ではめっきりと寒くなってきました、屋根の上での作業が体に染み入る東北の冬はもう目前。
創立者・長谷川謙三 (明治19年生まれ)、
早稲田大学を中退し、
実家の命で
長谷川合名会社の上山
長谷川製糸所を継いだ後に、こちらの蟹仙洞を創立。
生涯をかけて収集した彫漆等の漆工芸品と、
日本刀とその外装品や甲冑などが常時展示公開されており、また、
美術品の収集のかたわら
趣味とした写真が コマ数で数千点、大正時代から昭和初期
のものが保存され、逐次公開されています。
平成24年度内には、隣接する旧長谷川製糸工場群を加えて 近代産業遺産の
保存公開を行い、
博物館事業の範囲を広げ、養蚕を含め製糸産業の工場群と関連資料の調査保存活用も始まりました。
この天然スレートの屋根が長谷川さんが情熱を傾けた宝物たちを守ってくんですね、
今月の半ばに、施工完成予定です。