赤彼岸花が咲く秋の田んぼ

日当たりの良いところから咲くので、何度も通うことになります。

時間を変えて、訪れます。

赤彼岸花の群生

盛りの過ぎたところもあれば、これからのところも。

あと1度、夕刻に訪れたい。

紅い彼岸花が咲く秋の田んぼ道

花には、生存戦略がきちんとあることを知ると、ただきれいから、したたかさや形の意味がわかってくる。

写真を撮ることは知ることにつながることもあるので、それも楽しみの一つかもしれません。

この花の咲く頃は、稲刈が始まり、さがりを立てて1週間ほど干して、田んぼに脱穀機を運び、さがりから稲の束を下ろして運んでいきます。年齢によって仕事は変わっていき、重いものを持つ運ぶ仕事がメインになりました。

みんな元気で、終わった後はよく酒を飲み、きつかった体を騙すように大人たちは飲んでいたと思います。

「秋」は、稲刈りを意味する言葉で、「秋をするから明日から来い」と本家から連絡が入ると、父は仕事を後回しにして手伝いに出かけ、休みの日であれば私も朝早くから手伝いをしました。

マムシがいても捕まえて、瓶に入れて、あとで焼酎漬けにしたり、田んぼをタガメが歩いていて捕まえたり、無数の赤とんぼが私の周りを飛んでいる光景を今も覚えています。

 

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