10月2日の花の窟神社秋季例大祭「お綱かけ神事」に向けての準備が始まりました。
縄ない作業の一番初めは、稲藁を選りすぐる作業からです。
縄に必要なところだけを取り出しまとめます。
選ばれた藁を水で濡らし、木槌で叩いて柔らかくします。
この木槌の機械ができるまでは、餅つきの杵で人力で打っていました。
大勢の人が必要なのと、力仕事なのでとても疲れる仕事だったと思います。
そうして出来た稲藁を手で縄ないをおこないます。
今は、習慣で縄ないをすることがないので、手のひらの皮が保たないため、ほとんどん人は手袋をします。
90歳の私の母が子供の頃は、当たり前のように縄ないをさせられたそうで、それが仕事だったと聞いています。
お綱かけ神事で使う縄は、約170mのものが7本、それ以外に三流れの幡に必要な縄も作り上げます。
100人以上の人が手伝ってお綱は出来上がっていきます。



