藤の花を見に紀和町までドライブ
紀伊半島大水害までは、綺麗な藤棚があったのですが、多くが流され、今でも少し残っていて楽しめます。
行った時は、今から1週間後ぐらいが見ごろになるかな、ぐらいでした。
周りの木々は新緑の真っ最中
楠木も葉っぱを落としながら新芽を吹き出していました。
川沿いに多く植えられたクマノザクラの苗木からも新しい葉が。
色鮮やかな新芽を楽しみながら、歩いてきました。
その帰りに久しぶりにお菊さんの墓参りに
紀和町に残る悲しい物語。
お菊さんは、九郎兵衛さんの嫉妬によって、しかも勝手な思い込みの嫉妬によって撃ち殺された女性です。
撃ち殺した男は、懺悔のため入定(即身仏になること)することにしました。
九郎兵衛さんは入定の間際、「つらい時は頼みに来いよ。一度は必ずかなえてやるぞ。」と村人に言い残したそうで、お菊さんより立派な墓があるそうですが、こいつに頼むぐらいなら・・・・と思ってしまう。
お菊さんの墓の反対側には、板屋山神社がありますが、もう跡と言っても良い状態です。
看板に書かれている通り、捨てられた神社です。
でも、お菊さんの墓も、この神社の位置も、この町を見渡すような場所にあります。
それが意味するところも、考えてしまいます。
田舎の川沿いの集落のお墓の位置を見ると、なんとなく川が氾濫しても大丈夫な高さにあるように思える場所が多くあります。
神社、お寺、墓地の意味することを先人たちは考えているのかな、と思います。








